1人1台端末環境下での学びが始まる中、文部科学省は2021年度、全国の学校で近視について9,000人規模の調査を初めて実施する。子供の視力は近年低下傾向にあり、学校のICT化やタブレット使用でさらに悪化することがないよう、調査結果などを踏まえて取組みを進めたい考え。 文部科学省の2019年度学校保健統計調査によると、裸眼視力1.0未満の児童生徒は増加傾向にあり、小学校34.57%、中学校57.47%、高校67.64%と、いずれも過去最多となっている。なお、2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、年度前半に健康診断を実施できなかった学校が多数あり、十分なデータが回収できなかったため、視力に関するデータなどは公表されていない。リシードで全文を読む