総務省、家計調査報告2020年平均結果…貯蓄2年連続増加

 総務省は2021年5月18日、家計調査報告(貯蓄・負債編)2020年平均結果(2人以上の世帯)を公表した。2人以上の世帯の貯蓄現在高(平均値)は前年(2019年)比2.1%増の1,791万円で、2年連続の増加となっている。

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貯蓄現在高の推移(2人以上の世帯)
  • 貯蓄現在高の推移(2人以上の世帯)
  • 貯蓄現在高の推移(2人以上の世帯のうち勤労者世帯)
  • 貯蓄現在高階級別世帯分布(2人以上の世帯)
  • 負債現在高の推移(2人以上の世帯)
  • 負債の種類別負債現在高(2人以上の世帯)
 総務省は2021年5月18日、家計調査報告(貯蓄・負債編)2020年平均結果(2人以上の世帯)を公表した。2人以上の世帯の貯蓄現在高(平均値)は前年(2019年)比2.1%増の1,791万円で、2年連続の増加となっている。

 家計調査は、国民生活における家計収支の実態を明らかにするため、1946年7月以来、毎月行われている。「貯蓄・負債編」の調査世帯は、全国の市町村から168市町村を選定し、その中から2人以上の世帯8,076世帯を無作為抽出法で選定している。

 2人以上の世帯における2020年平均の1世帯あたりの貯蓄現在高(平均値)は1,791万円。前年比2.1%増で、2年連続で増加している。勤労者世帯の貯蓄現在高(平均値)は、前年比0.1%増の1,378万円。しかし、全体的にみると貯蓄現在高の平均値1,791万円を下回る世帯が67.2%を占めており、貯蓄現在高の低い階級に偏った分布となっている。

 一方で、2人以上の世帯における2020年平均の1世帯あたりの負債現在高(平均値)は、前年比0.4%増となる572万円。2人以上の世帯について負債の種類別に負債現在高をみると、負債現在高の90.6%を住宅・土地のための負債が占めている。住宅・土地のための負債は518万円で、前年と同水準。このうち、勤労世帯の住宅・土地のための負債は、前年比0.9%減となる791万円となっている。

 調査結果の詳細は、総務省統計局のWebサイトの他、政府統計の総合窓口「e-Stat」にも掲載されている。
《外岡紘代》

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