国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は2021年6月30日、2020年の世界におけるTOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)受験者スコアと受験者が回答したアンケート結果を発表した。日本の平均スコアは531点だった。 IIBCが発表した、2020年の世界におけるTOEIC L&R受験者スコアと受験者が回答したアンケート結果は、TOEIC Programを開発しているEducational Testing Service(ETS)がまとめたもの。アンケートは、受験者の学歴や職歴、英語の学習と使用、TOEIC L&R受験経験についての情報を収集する自己記入式調査で、受験者のバックグラウンドやTOEIC L&Rのスコアと英語能力の向上に影響する要因がわかるという。なお、質問によって回答率が一定ではないため、データに基づいた推測を行う際は注意が必要。 日常生活において英語を使用する割合はどのくらいかとの問いに対して、全体の42%が「1~10%」と回答。英語学習期間については、受験者の80%が「6年以上」と答えている。受験目的は「就職活動のため」29%が最多で、「英語学習のため」26%、「卒業に必要なため」24%等が続いた。 国別平均スコアは、1位「ドイツ」826点、2位「フィリピン」773点、3位「チュニジア」750点、4位「コスタリカ」749点、5位「チリ」745点、6位「モロッコ」744点、7位「フランス」740点、8位「スペイン」738点、9位「ニカラグア」723点、10位「ペルー」719点。日本の平均スコアは531点で27位だった。 リスニング・リーディングセクション別の平均スコアや属性別の平均スコアを掲載したレポートは、IIBCのWebサイトにて公開している。◆TOEIC L&R 国別平均スコア1位「ドイツ」826点2位「フィリピン」773点3位「チュニジア」750点4位「コスタリカ」749点5位「チリ」745点6位「モロッコ」744点7位「フランス」740点8位「スペイン」738点9位「ニカラグア」723点10位「ペルー」719点