夏休みに使う金額1万円ダウンで過去最低、明治安田生命

 明治安田生命は2021年8月3日、夏に関するアンケート結果を公表した。夏休みに使う金額の平均は5万3,807円となり、前年から約1万円減少。2006年の調査開始以来、最低金額となった。また、今年の夏休みを表す漢字一文字は「家」がトップとなった。

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夏休みに使う金額の推移
  • 夏休みに使う金額の推移
  • 夏休みに使う金額を「減らす」理由(複数回答)
  • 今年の夏休みの過ごし方(複数回答)
  • 今夏の実家への帰省予定有無
  • 帰省先の家族と会えていない期間
  • 今年の夏休みを表す漢字一文字(3つまで回答)
 明治安田生命は2021年8月3日、夏に関するアンケート結果を公表した。夏休みに使う金額の平均は5万3,807円となり、前年から約1万円減少。2006年の調査開始以来、最低金額となった。また、今年の夏休みを表す漢字一文字は「家」がトップとなった。

 調査は全国の20~50歳代の男女1,120人を対象に6月21日~6月25日、インターネットを利用して実施した。今年の夏休みに使う金額の平均額は、5万3,807円と前年から1万1,350円減った。夏休みに使う金額を昨年より減らすと回答した人のうち3分の2以上(68.4%)が「外出自粛によりお金の使い道がない」からと回答している。夏のボーナスの使い道も「預貯金」(73.1%)が1位で、2位の「趣味・レジャー」(27.8%)以下を大きく引き離した。

 夏休みの過ごし方については、「自宅でゆっくり」と回答したのは73.4%で、2位以下と60ポイント以上の差をつけ圧倒的多数となった。一方、理想の過ごし方のトップである「国内旅行」(50.6%)は、実際の過ごし方では9.3%にとどまり、旅行を控えている現状が浮き彫りになっている。

 今夏に帰省予定がある人は18.6%に対して、帰省予定がない人は42.7%と倍以上の差があった。首都圏などで初回の緊急事態宣言が発令された2020年4月以降に帰省していない人は全体で50.2%。そのうち帰省先が遠方の人(帰省先が同一もしくは隣接する都道府県以外の人)の場合は70.0%と、長期間帰省を控えている現状がより顕著になっている。

 今年の夏休みの過ごし方を表す漢字一文字を聞くと、「家」が35.9%とトップ。一方、前年のトップ「耐」は5位(14.6%)に後退した。2位以下は「控」(23.5%)、「近」(23.0%)、「節」(17.5%)と続き、外出自粛や遠出を控えて支出を抑える意識が結果に表れた。

 番外編として、夏が似合うアーティストの1位は「サザンオールスターズ」で、全年齢層でトップを獲得。2位の「TUBE」は30代以上の年齢層から高い支持があり、3位の「湘南乃風」は20代と30代で根強い人気だった。
《田中志実》

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