2023年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象とした調査で、普段の生活の中で「SDGs」を意識している学生は半数を超えることが明らかになった。9割以上の学生が「SDGs」に取り組む企業に好感をもち、特に「ジェンダーの平等」への関心が高かった。
就職活動に関する調査は2021年6月25日~7月29日、新卒採用サイト「あさがくナビ2023」へのサイト来訪者を対象にインターネットで実施し、936件の有効回答を得た。
普段の生活の中で、「SDGs」について意識することはあるかとの質問に、半数を超える54.1%の学生が「意識している」と回答した。
意識している内容としては、「エコバックを利用する」「マイボトルを持ち歩く」「野菜は皮まで食べる」「食品ロスを防ぐ」「エアコンの温度を高めに設定する」等、環境に配慮する内容が多かった。
「SDGs」に取り組む企業にもつ印象については、「好感がもてる」が65.7%、「どちらかと言えば好感がもてる」は27.5%が回答し、9割以上の学生が「SDGs」に取り組む企業は好感がもてると感じていることがわかる。
「SDGs」の17のテーマについて、企業が取り組んでいるとより好感がもてるものを聞いたところ、「ジェンダーの平等」をあげる学生が56.5%ともっとも多かった。ついで、「持続可能なまちづくりと地域社会」47.6%、「不公平をなくす」44.3%が続き、「働きがいと経済成長」43.3%、「健康と福祉の増進」42.7%、「貧困をなくす」41.5%も多くあげられた。