私立学校の初年度納付金…高校平均75万2,696円、文科省

 文部科学省は2021年12年24日、2021年度(令和3年度)私立高等学校等初年度授業料等の調査結果について公表した。高等学校(全日制)の初年度生徒等納付金の平均額は75万2,696円で、前年度より3,772円(0.5%)増加した。

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令和3年度私立高等学校等の初年度生徒等納付金平均額(年額)
  • 令和3年度私立高等学校等の初年度生徒等納付金平均額(年額)
  • 初年度生徒等納付金平均額(年額)の比較/令和3年度私立高等学校等の受験料平均額
  • 私立高等学校(全日制)初年度生徒納付金平均額の推移
  • 私立高等学校(全日制)の初年度授業料等について(平成29年度~令和3年度)
 文部科学省は2021年12年24日、2021年度(令和3年度)私立高等学校等初年度授業料等の調査結果について公表した。高等学校(全日制)の初年度生徒等納付金の平均額は75万2,696円で、前年度より3,772円(0.5%)増加した。

 私立高等学校等初年度授業料等の調査は、都道府県の協力により私立の幼稚園、小学校、中学校および高等学校(全日制)における入学時の初年度生徒等納付金の1人あたりの平均額(年額)についてとりまとめたもの。

 初年度生徒等納付金の平均額は、幼稚園が42万2,639円(授業料32万2,637円、入学料6万423円、施設整備費等3万9,579円)。小学校が86万579円(授業料47万1,834円、入学料18万7,459円、施設整備費等20万1,286円)。中学校が81万152円(授業料43万8,559円、入学料19万337円、施設整備費等18万1,257円)。全日制高等学校が75万2,696円(授業料44万1,101円、入学料16万3,279円、施設整備費等14万8,315円)。

 対前年度の増減率は、幼稚園1.9%、小学校0.9%、中学校0.3%、高等学校0.5%と、いずれも前年度より増加。なお、私立幼稚園については、2015年度の「子ども・子育て支援新制度」開始に伴い、年度間で調査対象園が異なるため、「対前年度増減率」は前回調査時点以降に「子ども・子育て支援新制度」に移行した園を除いた増減率となっている。

 全日制高等学校における2017年度からの初年度生徒等納付金平均額の推移をみると、授業料は5年連続で増加、施設整備費等は減少傾向にあり、トータルで1%前後上昇している。都道府県別の平均では、もっとも高いのが神奈川県の94万4,290円、もっとも低いのが福井県の48万560円。

 また、2021年度の受験料平均額は、幼稚園3,012円(上昇率0.87%)、小学校1万7,348円(同0.54%)、中学校1万8,229円(同0.14%)、全日制高等学校1万6,374円(同0.65%)となっている。
《畑山望》

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