リセマムは、練成会の協力を得て、学力検査「英語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。
<英語>講評
(練成会 提供)
新入試により、配点は大幅に変更しました。リスニングの配点は35点でした。昨年まで英文を読む回数が全て2回でしたが、今回は1回のみの問題も出題されています。また、記号問題以外の問題も出題されています。
大問2では昨年同様に英語の基本的な知識を理解しているか、そしてそれらの知識を実際のコミュニケーションにおいて活用できるかを問う問題が出題されました。問2(2)ではshowという動詞を使うことと、直前のbe動詞があることから現在進行形にすることに気が付けるかどうかがポイントでした。
大問3では英文を読んで必要な情報や概要、要点をとらえる力が試されました。また、自分の考えや気持ちを適切に表現する能力も試されました。<A>・<B>はともに英問英答が出題されました。例年通り基本的な質問に主語と動詞を含む英文1文で自由に答える問題でした。難易度も例年通りでした。<B>では文章の要点をとらえて英文のタイトルをつける問題が出ています。紛らわしい選択肢も多かったのでやや難しい問題でした。<C>問3では本文の内容を整理した図の中に語句を答える問題でした。web meeting systemやAI, droneという例をまとめた言葉としてnew technologiesが正解でした。また問4では、日記の内容を理解した上で2つの空欄に共通して入る語句を答えるという問題でした。やや難しかったと思います。
大問4は日常的な話題について事実や自分の考えを英語で書く問題が出題されています。(2)はyour kind actionsについての物語を自分で考えて書く新しい傾向の問題です。平易な英文で構わないので、ミスの少ない英文で書くことが求められました。
全体的に基本知識を中心に英語を「聞くこと」、「読むこと」、「書くこと」に関する3つの技能がバランスよく出題されました。また、情報を整理しながら自分の考えを形成し、自由に表現する問題が出題されています。
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このレポートは令和4年3月3日(木)に速報として練成会により作成されたもの。
協力:練成会