東大「入学式」家族等の入場は見送り…京大・阪大も新入生のみ

 東京大学は2022年3月10日、2022年度の入学式について家族等の入場を見送ることを公表した。新型コロナウイルスの影響によるもので、京都大学、大阪大学、早稲田大学等も保護者の出席はできない。

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 東京大学は2022年3月10日、2022年度の入学式について家族等の入場を見送ることを公表した。新型コロナウイルスの影響によるもので、京都大学、大阪大学、早稲田大学等も保護者の出席はできない。

 東京大学は、合格者に対して送付する「入学式案内」および「大学院入学式案内」には、入学者1人につき家族等1人に限り入場できることを記載し入場券等を封入していた。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大状況を考慮し、2022年度入学式については、家族等の入場を見送ることとした。入学式は、4月12日に挙行される。なお、来場できない人向けに、インターネットを通じて映像配信を行う。

 大阪大学も、感染拡大防止の観点から、入学式に出席できるのは新入生のみとしている。入学式は4月5日に挙行。式典参加には事前の申込みが必要で、入場時は「合格通知書」または「令和4年度大阪大学入学式のお知らせ」、参加証の他、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)画面を提示する。

 京都大学と横浜国立大学の入学式は4月7日。両大学とも参加できるのは、新入生のみで家族等は来場できないが、式典のようすはインターネットで配信する。京都大学は、入学式に参加する学生に対し、2週間前から検温等により健康観察を行うとともに、発熱や咳等の呼吸器症状がある場合は、来場を控えるよう呼び掛けている。横浜国立大学も、出席者に1週間前より検温と体調の観察を行い、発熱、風邪の症状、息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)のいずれかがある場合は、参加を取りやめるよう求めている。その他の国立大学では、千葉大学と広島大学も式典参加は新入生のみとなっている。

 首都圏の私立大学では、早稲田大学が4月1日と2日に入学式を挙行。参加は新入生のみとしている。学部、芸術学校、大学院入学式を、各回の参加人数が分散するよう調整し、2日間に分けて行う。

 一方、上智大学は、新入生の父母等1人に限り、入場を認めている。当日は、新入生、父母等、それぞれ入場券が必要となる。入場券の取得方法については、入学手続きの中で案内している。4月1日の入学式当日は、感染拡大防止のため、学部・大学院・助産学専攻科入学式を午前・午後の2部に分けて行う。

 各大学の入学式については、今後の感染拡大状況等で開催形態等を変更する場合があるため、大学のWebサイト等で最新情報の確認が必要となる。
《田中志実》

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