就活生「リモートワーク採用企業」重視…DYM調査

 就職マッチングイベントを行うDYMは2022年4月22日、就活生を対象に「入社するときに重視する項目」のアンケート結果を公表した。学生が重視する項目の1位は「リモートワーク採用企業」で、学生時代のリモート体験から志望会社の大きな選択肢となっているようだ。

教育・受験 大学生
入社する際に重視することは
  • 入社する際に重視することは
  • 働き方改革で賛同できないものはあるか
  • 就活イベントを開催
 就職マッチングイベントを行うDYMは2022年4月22日、就活生を対象に「入社するときに重視する項目」のアンケート結果を公表した。学生が重視する項目の1位は「リモートワーク採用企業」で、学生時代のリモート体験から志望会社の大きな選択肢となっているようだ。

 調査は、就職活動中の学生(2022卒・2023卒・2024卒)の446人を対象に、インターネットを利用して3月10日~3月31日に行った。入社する際に重視することを複数回答可で聞いたところ、1位は「テレワークやリモートワーク等、場所にとらわれない働き方」となった。2位は前回調査1位の「残業時間の上限削減」、3位は「男女に関わらず育児や介護と両立できる業務制度の推進」、4位は「副業やダブルワーク、トリプルワークの推進」となった。

 働き方改革で賛同できないものとしては、「正社員、派遣、アルバイトやパート等雇用形態に関わらない同一労働同一賃金化」をあげている人が多く、「高齢者の雇用促進(定年制度の延長等、長く働き続ける社会)」「外国人労働者の積極的な受け入れ」を抑えて1位となった。

 2021年はコロナ禍で大学でのリモート学習に慣れ、メリットを理解した世代が新入社員元年となった。DYM人材事業部の沖之城雅弘常務取締役は、「長引くコロナ禍で社員にとってもリモートワークが定着しており、メリットも享受している。今後もリモートに慣れた学生が引き続き入社してくるので、コロナ禍が終了しても制度として弾力的な運用も考えられることをお勧めする」と、企業もテレワーク、リモートワークを恒常的な働き方として継続するようアドバイスしている。

 DYMは、就活生と企業をマッチングさせる座談会形式の合同説明会「Meets Company」を2011年より開催。地方開催も多いことが特徴で、地方主要7都市(札幌、仙台、名古屋、大阪、京都、広島、福岡)を拠点に全国的に行っている。
《田中志実》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top