英語学習継続の秘訣は「楽しい」気持ち…Nintendo Switch「ベティア」がサポートする家庭学習環境づくり

 小学校での外国語(英語)必修化、中・高等学校での習得レベルアップ等、わが子の学習に不安をもつ保護者も多い中、小学5年生の娘とNintendo Switch「ベティア ペラペラ英語アドベンチャー」に挑戦。英会話監修の向後秀明教授が語る、没頭し楽しめる本ゲームの魅力に迫る。

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「ベティア」を通じて親子で楽しく英語に触れる
  • 「ベティア」を通じて親子で楽しく英語に触れる
  • 「ベティア」を通じて親子で楽しく英語に触れる
  • 遊びながら英語のコミュニケーションを身に付けられるNintendo Switch「ベティア ペラペラ英語アドベンチャー」
  • 敬愛大学 英語教育開発センター長・国際学部 国際学科 向後秀明教授
  • 敬愛大学 英語教育開発センター長・国際学部 国際学科 向後秀明教授
  • 美しいベティアの世界に引きつけられる
  • たくさんの人々が暮らす「ベティア」の世界では多様なキャラクターが待っている
  • 独自の音声認識機能がプレイヤーの英語の発音を判定
 小学校で英語が必修化され、中学校でも習得レベルが上がる中、子供の英語学習に不安や悩みをもつ保護者も多い。いつ何から始めたら良いのか、英会話や教材の成果がよくわからない、入試や検定試験の取組み方、毎日どれだけの分量を継続すれば良いのか等、英語学習の課題はさまざまだ。そして何よりわが子には、保護者世代の失敗を繰り返さずに、苦手意識をもたないよう勉強した分は話せるようになってほしい、という気持ちもあるだろう。

 そうした悩みが多い中でも、英語学習の選択肢のひとつとして「ゲーム」を用いれば子供にとって心理的なハードルがグッと下がり、楽しく続けることができるのではないだろうか。今回筆者は2022年4月29日に発売されたNintendo Switch「ベティア ペラペラ英語アドベンチャー(以下、ベティア)」に親子で挑戦し、ゲームと英語学習の相性を検証した。

ベティア英会話監修・向後秀明教授に聞く、家庭で楽しく英語に没頭できるゲームの力



 ベティアは遊びながら楽しく英会話を学べるゲームだ。100以上のキャラクターたちに触れながら、英語で「聴く」「話す」「書く」「読む」といったコミュニケーションや、バトル、アイテム集めを進めていく。独自の音声認識エンジンが搭載されており、Nintendo Switchに接続したマイクやヘッドセットを通じてプレイヤーの発音が正しいかを判定。毎日30分プレイしても半年以上楽しめるボリュームとなっている。価格はパッケージ版、ダウンロード版ともに税込6,578円。なおベティアをプレイするにはUSBマイクもしくはヘッドセットが必要で、Switch公式USBマイクの他、市販のUSBマイクやヘッドセット*でもプレイは可能。プレイ中に聴こえるのは英語のみで、話すことで物語を進めることができるという設計が最大の特徴だ。
*動作確認済みの機器は「ベティア公式サイト」で確認できる。

Nintendo Switch「ベティア ペラペラ英語アドベンチャー」好評発売中
 子供の英語学習はいつごろから始め、保護者はどのように寄り添うと良いのだろうか。親子でゲームをスタートする前に、ベティアの英会話監修を務め、敬愛大学 英語教育開発センター長として同大学の国際学部 国際学科で教鞭をとる向後秀明教授に話を聞いた。

 向後教授は「いろいろな議論があり、何歳とは限定できませんが、幼児期は言語吸収能力が非常に高いので、小学校入学前のスタートは早すぎないと思います。ただし、学習内容は聴く・話すといった音声中心が良いでしょう」と英語学習のスタート時期について語る。

 「ポイントは『量』です。学校で英語を習っても一歩外に出ると使わなくて済むので、英語に触れて使う時間が圧倒的に足りません。十分なインプットを確保し、少し真似て話す程度のイメージでアウトプットを継続することが大切です。インプットしたこと全部をアウトプットさせようとすると子供たちは消化しきれません。また、継続するにはコンテンツが面白いかどうかが鍵です」と向後教授は学習を継続するポイントをあげてくれた。

「ベティアに連続5時間もはまった」という向後秀明教授(敬愛大学 英語教育開発センター長/国際学部 国際学科教授)
 続けて、英語に触れる家庭環境づくりについて問うと「教材が何であっても、その子に合ったレベルであるかどうかが重要です。同時に、毎日15分でも英語に触れる環境が家庭にあるかどうか。それがあれば英語に対して身構えなくなり、自然と英語に向き合う力が身に付く可能性が高くなります。ベティアは楽しみながら英語が学べるイマージョン学習型のゲームです。『イマージョン』という言葉の意味は『浸すこと』。言い換えると『没頭すること』です。ベティアではゲーム内の会話のやり取りのすべてが英語で日本語訳はついていません。プレイヤーは聴いた英語を真似て話しながらゲームを進めます。英語に触れる時間と実際に近い場面で英語を使う環境づくりを実現できるのがベティアで、楽しめば楽しむほど英語だけの世界に入り込めます」と、ベティアならではの魅力と家庭での英語学習環境づくりとの相性の良さを教えてくれた。

中学・高校・大学入試から社会人まで、リスニングとスピーキング力が問われる



 英語だけで展開されるベティアではフラストレーションを感じることも想起されるが、「そこを乗り越えて楽しむ力が大事ですね。このキャラクターはたぶんこんなことを言ってるんだろうなと想像したり、おおよその意味がわかれば良いと気楽に取り組んだりすることが重要です。毎日最低15分から30分程度継続すれば学習効果は期待できます。何分やらなければいけないと考えるよりも、興味が続く時間は続けてプレイしてみてほしいですね。疲れたらそこで停止する、それで良いと思います」と向後教授は「楽しさ」を感じながら無理せず取り組むコツを説いた。

 ベティアは入試や検定試験への対応を目的にしたゲームではないが、結果的にそれらに対する効果は高いという。今、高校入試では47都道府県すべてでリスニングテストが課されている。また、中学入試でもリスニングを導入する学校が今後増えていくことも考えられる。リスニング力を伸ばすことについては、「リスニングテストがあるからといって、数か月で強化しようと思い立っても、なかなかリスニング力は身に付きません。長い年限の中で英語の音に慣れていくことが大切で、幼少期からスタートするのが望ましいです。また英検などの外部検定試験では、一定の長さの英語を聴くパートがあります。その長さや量に耐える力は、ふだんから多量に英語を聴いているかどうかに比例します」と、聴く力を日常的に鍛えることの大切さを語ってくれた。

「英語学習は、聴く量とコンテンツの面白さ、イマージョン=没頭がポイント」(向後教授)
 スピーキングでもベティアのアドバンテージが大きいと向後教授は話す。「発話の練習が豊富にできるので、相手に伝わる表現や発音で英語を話せるようになるためのステップになると思います。ベティアは英語に対する抵抗感が低くなるのみならず、話す英語の精度もだんだんと上がります。文部科学省は各大学の入試で英語4技能をバランス良く測定するようにとの方針を出していますので、今後も外部検定試験を利用する大学は増えていくでしょう。ですが、入試が最終ゴールではありません。昨今では海外とのオンライン会議の機会も増えてきています。日本国内で英語でも仕事ができる人材の育成が急務となっており、近い将来、子供たちが英語を聴く・話すといったコミュニケーションスキルは必須になってくるでしょう。」(向後教授)

ノルマを課すのはNG!子供の可能性を広げるのが保護者の役割



 最後に向後教授に英語学習での保護者の心構えを聞いたところ、「やはり短期的にアウトプットの成果を求め過ぎないことが大切です。今日は何の単語を覚えた? と聞くよりも、何をやったのか、どのような話に出会ったのかなど、保護者はコンテンツを聞いてください。ベティアでは、キャラクターとのコミュニケーションを楽しもうとする姿勢ができているかも見てほしい。実世界と同様に、たくさんのキャラクターがいて、それぞれ話し方や使う語彙も違います。キャラクターが歳上ならば、その年齡の人が話すような英語なので、実際に人と話している感覚になります。

 ゲームでの英語学習を継続するには、子供たち自身がこの後のストーリーはどうなるのかなと思ってくれるかどうかがとても重要です。そのためにもっとも避けるべきは1日何時間といったノルマを保護者が課すこと。また、苦労していることや間違ったことにフォーカスしすぎず、そこから何が得られるかを重視してほしいです。保護者も英語を学び直したり、子供とのコミュニケーションを大切にしながら、一緒にベティアを楽しんで、子供たちの可能性を広げるための英語学習を目指したいですね」と保護者の視点についてアドバイスをくれた。

親子で「ベティア」を体験。子供の熱中ぶりと学習効果に驚く



 向後教授のインタビューを踏まえ、筆者は今回、小学5年生の娘とベティアを体験した。娘は幼少期から今に至るまで、楽しむことを重視して英語学習を続けているが、最近は日常的な聴く・話す量に課題があると感じていた。プレイ時間は毎日約30分程、1週間親子で体験したところ、その世界観に没頭し、楽しく自然に英語学習を継続することできた。

美しい世界と可愛いキャラクターが出迎え、いざゲームスタート



 自分のアバターを選択してゲームをはじめると、美しいベティアの世界に一気に引きこまれる。「ベティア」とは、たくさんの人々が暮らす平和な世界の名前で、住む人の楽しい英会話から生まれるエネルギーでできている。ある日、敵のデビルモンたちが、その楽しい英語を人々から取り上げてしまった。それを取り戻すのが主人公であるプレイヤーの役割だ。ストーリーに沿って、さまざまな国や街を探検し、数多くのキャラクターと英語で話しながら、ときにデビルモンたちとのバトルに挑み、アイテムを集めてゲームを進めていく。

「ベティア」を通じて親子で楽しく英語に触れる
 ゲーム内の学校を起点に英語でコミュニケーションをしていく娘。開始早々から意味を本当に理解しているかどうかに関わらず、目的や場面を自分なりに把握しながら英語を駆使しはじめた。

 このときの娘は、いろいろなキャラクターを自分の周りの友だちや大人に重ねて、とても楽しかったという。「いろいろな街に行って、いろいろな人の名前を知ると親しみが湧いてくるんだよ」と教えてくれた。
たくさんの人々が暮らす「ベティア」の世界では多様なキャラクターが待っている
 ベティアでは独自の音声認識機能でプレイヤーの英語の発音を判定する。うまく点数が出ずに先に進めないときにはお手本を聴いてリピート。娘は最初に表示されている英語のフレーズは読まずに、お手本の音声を聴いて自分で発音することが多かった。「お手本を聴くときにテキストもチラッと見て少しスペル(綴り)を覚えてたよ」という。

独自の音声認識機能がプレイヤーの英語の発音を判定
 娘は発音の判定で思うようにいかないときは悔しそうだったが、粘り強く繰り返していくと徐々に落ち着いて発音できるようになり、判定では100点や90点以上が頻発した。筆者が同じ場面ではおおよそ50~80点だったので、すでに娘にはまったく敵わないことを痛感した。

 娘によると、聴いている内容はなんとなくわかる感じで、お手本の音に集中して聴いてから話すようにしたという。「LとR、Vの発音や少し長い文章は何度も繰り返し聴いて難しかった。でも、だんだんと点数が上がってきて嬉しくなった。キャラクターからの反応があるのは嬉しいし、本当に相手が自分の目の前にいるかのようだった」と振り返っていた。

カラオケのように採点結果が表示される

ヘッドセットで1人で集中するのも良し、テレビにつないで家族で楽しむのも良し



 ベティアはSwitch本体につないだヘッドセットでプレイできる。1人でプレイするにはヘッドセットを利用するのが良いだろう。「ヘッドセットは周囲を気にしないでできるのが良いね。ゲームの音も聴き取りやすくて集中しやすかった」と娘はヘッドセットで試したときの感想を話してくれた。

1人でプレイするときにはヘッドセットを使用。隙間時間にも英語に触れることができる
 またTVとSwitchをHDMIで接続しUSBマイクを利用すると、TVからの音声は周囲にも聞こえる。家族みんなでゲームを楽しむのには最適な方法だ。「耳が痛くならないし、マイクを持って話せるので自分の声も良く聞こえて発音もしやすい。皆でワイワイとゲームができるのは楽しかった」という。保護者が少し離れたところにいても、子供の学ぶようすを把握できるのは、テレビとマイクを利用するメリットだろう。

USBマイクを使えばTVからゲームの音声が出力できる
リビングのテレビでベティアをプレイしているようすがわかるのは嬉しい
 ゲームを進めるとベティアを脅かす「デビルモン」や「チャンクモン」といった敵キャラクターとのバトルが発生し、聴く・話す・書く・読む力が何度も試される。娘は「バトルモードでボスキャラが出てきたときに、それまで習ったぜんぶの言葉が出てきて焦ったけど頑張った!」と言い、ベティアではこれまでやってきた学習よりも楽しく自然に言葉や表現を覚えられているようすだった。

バトルではこれまで学んできた英語力が試される
 ベティアは動植物の進化や街の発展を支える「LUEエナジー」を獲得していくが、他にもさまざまなアイテムを集める仕掛けがある。このため飽きることなく学習へのモチベーションを維持できる。「LUEエナジーやいろいろなアイテムをもらうとやりがいを感じる。自分で貯めたコインで買った服をアバターに着せ替えするのも楽しい!」とゲームならではの楽しさをいきいきと話してくれた。
動植物の進化や街の発展を支える「LUEエナジー」を使ってバトル
ゲームが進むにつれてアバターを自分の好みに変えられる

楽しさを失わずに英語学習を継続。保護者の強い味方「ベティア」



 ベティアは実際に人と話している感覚があるので、自然なシチュエーションでの会話から英語を聴く・話す時間を長く確保できる。今後、英検等の試験を視野に入れている娘にとって、英語の楽しさを失わずにいられるのは、保護者としてもとても助かる。また回数や時間を重ねても別途費用がかからないのも安心だ。そしてベティアが家族共通の話題になるのも嬉しい

 1週間の体験後、娘に感想を聞くと「ベティアは楽しくて30分があっという間に過ぎる。すぐ間違いに気付くことができて何度も繰り返せるので覚えられる」と集中とリピートの効果を実感していた。さらに「ベティアも英語の勉強も、もっと続けたいという気持ちが強くなったし、学校のお友だちにもやってほしい。もしかすると、英語だけじゃなく、いろいろな国の言葉のベティアができて、皆とオンラインでつながれば楽しそう!」と娘の想像力は拡がり、ゲームと現実がつながりはじめているようだった。

親子で「ベティア」を楽しめば英語が日常にあふれる
 筆者は、娘が普段の英語学習よりもはるかに楽しく取り組むようすに驚いたと同時に、人前でもスピーキングを恥ずかしがらなくなった印象を強くした。親子体験を終えた後も「ここでやめるのはさびしい。せっかく英語が楽しくなったので続けたい」という娘。これからもベティアによる英語学習を継続して、娘と一緒に英語を聴き話す時間を楽しんでいきたい。

Nintendo Switch「ベティア ペラペラ英語アドベンチャー」好評発売中
《佐久間武》

佐久間武

早稲田大学教育学部卒。金融・公共マーケティングやEdTech、電子書籍のプロデュースなどを経て、2016年より「ReseMom」で教育ライターとして取材、執筆。中学から大学までの学習相談をはじめ社会人向け教育研修等の教育関連企画のコンサルやコーディネーターとしても活動中。

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