【大学受験2024】国公私立医学部変更点…金沢大「総合型選抜」導入

 SAPIX YOZEMI GROUPの医学部入試情報サイト「医学部研究室」は2023年4月17日、2024年度大学入試における医学部医学科の変更点を一覧表にまとめて公開した。山形大学は国語(現代文)を廃止、金沢大学は新たに総合型選抜を導入する。

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 SAPIX YOZEMI GROUPの医学部入試情報サイト「医学部研究室」は2023年4月17日、2024年度大学入試における医学部医学科の変更点を一覧表にまとめて公開した。山形大学は国語(現代文)を廃止、金沢大学は新たに総合型選抜を導入する。

 入試変更点一覧は、国公立大学と私立・準大学の医学部医学科入試における2024年度の変更点をまとめたもの。募集区分や2次試験、2段階選抜等の情報について、各大学の方式・日程ごとの変更点を掲載している。

 このうち、山形大学は一般選抜(前期)の2次試験において国語(現代文)を廃止。金沢大学は一般選抜(前期)で2名減員する他、新たに総合型選抜(KUGS特別入試)で2名を募集する。岐阜大学は、一般選抜(前期)の第1段階選抜の実施基準を2023年度約9倍(合格者500人程度)から、2024年度は3倍(合格者165人)へと変更。山梨大学は一般選抜(後期)の2次試験で新たに英語を加え、面接方法や配点の変更を予定している。

 奈良県立医科大学は、一般選抜(前期)の大学入学共通テスト(以下、共通テスト)において、外国語の選択を「英語」に限定。2次試験では学科試験を廃止し、小論文と面接のみとする。長崎大学は、一般選抜(前期)の募集人員を5名増員し、76人とする一方で、学校推薦型選抜(研究医枠)は5名減員し4人に変更する。

 東京医科大学は、学校推薦型選抜において、新たに「全国ブロック別学校推薦型選抜」を設置する他、一般選抜では募集人員を5名減員し74人に変更。日本医科大学は「共通テスト(国語)併用」試験を一般選抜の後期から前期に変更し、新たに英語民間試験の成績を活用予定。

 産業医科大学は、一般選抜をA・B・Cの3方式に分割し、「A方式」約60名、「B方式」「C方式」はそれぞれ5人以内を募集する。選抜は、A方式は従来通り。B方式は共通テスト不要、C方式は学科試験不要(共通テストの合計得点率が80%以上の者のうち上位20名以内を小論文・面接受験資格者とする)。さらに、学校推薦型選抜の推薦要件を変更する他、新たに総合型選抜を導入する。

 なお、情報は変更されている可能性があるため、必ず各大学による募集要項等を確認すること。

《川端珠紀》

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