【高校受験2023】大分県立高入試、4教科で平均点ダウン

 大分県教育委員会は2023年5月8日、2023年度(令和5年度)大分県立高等学校入学者選抜学力検査(第一次)の全体的状況を公表した。学力検査合計点の平均は144.5点。前年度の平均点より13.9点低下し、過去5年間の平均点より6.9点低い結果となった。

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学力検査合計点の分布状況
  • 学力検査合計点の分布状況
  • 教科別学力検査点の分布状況
  • 学力検査結果と合計平均点
  • 教科別の学力検査結果

 大分県教育委員会は2023年5月8日、2023年度(令和5年度)大分県立高等学校入学者選抜学力検査(第一次)の全体的状況を公表した。学力検査合計点の平均は144.5点。前年度の平均点より13.9点低下し、過去5年間の平均点より6.9点低い結果となった。

 大分県教育委員会によると、大分県では県立高等学校入学者選抜学力検査を通して、中学校における日常の学習とその成果をみることができるようにしている。また、各教科の知識や技能とともに、思考力・判断力・表現力等を十分にみることができるように配慮しているという。

 今回、2023年3月7日に行われた2023年度大分県立高等学校第一次入学者選抜の学力検査の全体的状況をWebサイトに掲載した。結果を公表することで、これまでの学習のあり方を見直したり、これからどのように学習すればよいか役立てたりすることができるとしている。

 学力検査5教科の合計点(300点満点)の平均は144.5点。前年度の158.4点より13.9点低下し、過去5年間の平均点151.4点より6.9点低かった。

 学力検査合計点の最高点は286点、最低点は20点。合計点の分布状況をみると、前年度と比べて40~130点未満の層が増えている。低得点層の増加や平均点低下にともない、得点分布の山が全体的に左へシフトしている。

 各教科の平均点は、国語33.3点、社会25.1点、数学29.6点、理科29.2点、英語27.4点。前年度と比較すると、数学が2.3点増えた一方、国語は0.1点減、社会は3.4点減、理科は4.8点減、英語は7.8点減となった。

 教科ごとの平均点の最高点(国語33.3点)と最低点(社会25.1点)の差は8.2点となり、前年度の7.9点(英語35.2点、数学27.3点)よりやや大きくなった。

《奥山直美》

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