【共通テスト2024】予備校の模試や教材に「的中問題」

 2024年度大学入学共通テストの本試験が、2024年1月13日と14日に行われた。問題分析や予想平均点が公表される中、河合塾、データネット(ベネッセ・駿台)、代々木ゼミナールでは、模試や教材から的中した問題、同傾向の問題を取り上げ、Webサイトで紹介している。

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河合塾「ズバリ!的中・同傾向問題 」
  • 河合塾「ズバリ!的中・同傾向問題 」
  • データネット2024「模試と同傾向の出題」
  • 代々木ゼミナール「的中問題」

 2024年度(令和6年度)大学入学共通テスト(旧センター試験、以下、共通テスト)の本試験が、2024年1月13日と14日に行われた。問題分析や予想平均点が公表される中、河合塾、データネット(ベネッセ・駿台)、代々木ゼミナールでは、模試や教材から的中した問題、同傾向の問題を取り上げ、Webサイトで紹介している。

 河合塾は、「ズバリ!的中」として、「数学IIB」「化学」「化学基礎」「生物」「生物基礎」「現代社会」「倫理」、「同傾向問題」として「英語リーディング」「英語リスニング」「数学IA」「現代文」「古文」「漢文」「物理」「物理基礎」「生物」「地学」「地学基礎」「世界史B」「政治・経済」をあげている。

 このうち、的中した「生物基礎」は、血管が傷ついたときに血液凝固が起こり、傷口がふさがれる過程に関する知識を問う全統プレ共通テストの問題。共通テスト第2問の問2では、血管が傷ついたとき、傷口がふさがれて出血が止まるまでの過程で起こる現象の順序について出題された。

 データネットは、ベネッセ・駿台模試と同傾向の問題が出題されたおもな類似問題として「世界史B」「倫理」「国語」「英語リーディング」「英語リスニング」「生物基礎」「化学」「地学」「数学IA」「数学IIB」を取り上げている。

 このうち、「数学IA」は第1回ベネッセ・駿台マーク模試の円と点の位置関係を問う問題について、共通テスト第5問(2)と比較。両者の問題とも、辺の比や線分の長さなどの情報を整理し、方べきの定理を用いて求めた線分の長さを比較することで、他の1点が円の内部、周上、外部のどの位置に存在しているかを考察できるかが問われたとしている。

 代々木ゼミナールは、的中した問題として「日本史B」「倫理」「英語リスニング」を紹介。このうち、「倫理」では2023年度第2回大学入学共通テスト入試プレで出題された、ハイデガーによる現代文明批判の思想を説明する選択問題を取り上げ、共通テスト第4問の問7(1)の問題と並べて掲載している。

 いずれの問題も、実際の試験問題と模試・教材の問題をWebサイト上に掲載し、比較して確認できるようになっている。なお、内容は記事執筆時点の情報となり、今後、更新や追加される可能性がある。

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《奥山直美》

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