ニフティは、「ニフティキッズ」で「健康」に関するアンケート調査を実施し、2024年2月8日に結果を公開した。運動不足を感じている小中学生は全体の76％で、「疲れやすい」「ストレスが溜まりやすい」などの理由で運動不足を実感していることがわかった。
調査は、2023年12月5日から2024年1月8日、インターネットにて実施した。対象は、小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者。1,450人から回答を得た。
健康のために普段から心がけていることは、1位「手洗い・うがい」69％となった。2位「マスクをする」56％、3位「ご飯を残さず食べる」55％と続く。
自分が運動不足だと感じたことがあるか聞いたところ、全体の76％が「ある」と回答した。小学生だけを見ると74％、中学生では80％が自分を運動不足と感じていて、中学生の方が小学生よりも運動不足を実感している人が多いことがわかった。感じたことがある人にどんなときにそう感じるか尋ねたところ、小中学生全体で「疲れやすい」64％が1位となった。「ストレスがたまりやすい」49％、「すぐ筋肉痛になる」46％が上位となっている。
運動不足の解消には「毎日最低でも5分」などのように少しの時間でも運動するように決めている人や、日常生活の中で階段を使ったり多めに歩くことを心がけたり、友達と遊ぶ際には公園などで遊ぶようにしていると回答した人が多くいた。また、習い事や部活動で体を動かすよう意識しているという人や、動画やゲームなどで体を動かす人もいて、特に動画ではダンス系に人気が集まっているという。
体調が少し良くないと感じた時は、57％が「早く寝る」と回答しており、休息が必要だと考えている人が多いことがわかる。そのほか、「温かい飲み物を飲む」や「ご飯をよく食べる」などの回答も。
体調不良で学校を休んだ方がいいと思うのは、約8割の人が「熱があったら」学校を休んだ方がいいと回答した。「おうちの人に言われたら」、「学校に行くのが難しいと判断したら」と考えている人もいるようだ。そのほかには「体調不良でも休まない」と回答した人が複数人いた。
今年度、およそ半数弱の人の通う小中学校で、学級閉鎖があったことがわかった。学級閉鎖があったと回答した人のうち、全体で90％の人が原因は「インフルエンザ」と回答した。小学生で予防接種を受けた人は49％でした。中学生では受けた人は41％にとどまり、小学生よりも少ない。これから受ける5％の人を加えても、接種率は半数以下となった。
最後に、健康のために家族で決めているルールや目標をフリー回答で聞いたところ、手洗いやうがいを特に意識していると回答した人が多くいたほか、マスク着用やアルコールスプレーでの手指の消毒をあげる人もいた。また、睡眠時間の確保やバランスのいい食事など、体調を整える行動についてのコメントも目立ったという。もし体調が悪くなったときには、我慢せずにすぐに伝えることをルールとしている家庭も多いようだ。
