発達障害のある家族向けSNS「specialkids.ai」公開

 AVENUE A DIGITAL LLCは2024年5月28日、クラ・シリーズ第3弾として発達障害のある子供をもつ親やファミリーのためのテーマ別SNS「specialkids.ai」を5月13日に公開したことを発表した。月払い10ドル、年払い100ドルのプランがある。登録は、Webサイトより行う。

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specialkids.ai
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 AVENUE A DIGITAL LLCは2024年5月28日、クラ・シリーズ第3弾として発達障害のある子供をもつ親やファミリーのためのテーマ別SNS「specialkids.ai」を5月13日に公開したことを発表した。月払い10ドル、年払い100ドルのプランがある。登録は、Webサイトより行う。

 保育園や幼稚園での健診や、親が違和感を感じるなどで相談した結果、子供の発達障害に気付くことや、ダウン症候群、重症心身障害などの先天性疾患が出生時や成長とともに見つかることがある。その時、インターネットやXなどのSNSで情報を収集する人が多い。

 だが、SNSでの発達障害の情報収集では、誹謗中傷を目にし、心に深い傷を負ってしまう危険性がある。さらに、発達障害のある子供をもつ親の投稿が炎上し、発達障害にまったく関係ない人々が集団で投稿に対し、攻撃的な誹謗中傷を行うこともある。それにより、精神的なストレスを感じ、うつ症状や不安障害などメンタルヘルスの問題を抱える可能性がある。

 そこで、AVENUE A DIGITAL LLCは「specialkids.ai」を制作。「specialkids.ai」には匿名で参加できるが、広告モデルではなくサブスクリプション型のSNSにすることで参加者の信頼性を確保した。そのため、発達障害のある子供をもつ親やファミリーが安心して交流し、情報交換を行い、励ましあうことができるという。

 サイトデザインは、Ago-ra IT ConsultingのウクライナにあるKURAS.ai開発チームと連携。発達障害のある当事者の意見を取り入れて制作した。ASD(自閉スペクトラム症)のある人は、明るい色や高いコントラストの配色にストレスを感じやすく、背景色が白い画面は目が痛くなるという。そこで、サイトの背景色にはネイビーを採用し、文字色を白にすることで多くの人が見やすいデザインを実現した。

 カテゴリーは2024年5月現在、みんなのひろば、知的障害、知的障害を伴う自閉症(中度~重度)、知的障害を伴う自閉症(軽度)、アスペルガー症候群、ダウン症、学習障害(LD)、発達障害グレーゾーン、車いすユーザー、知的障害を伴う肢体不自由、重症心身障害、きょうだい児、聴覚障害、視覚障害、病弱・身体虚弱、精神障害。

 月払い10ドル、年払い100ドルのプランがある。登録は、Webサイトより行う。

《いろは》

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