約6割が5月病の経験あり、年齢は20~22歳が最多

 Hit the Knee運営事務局は2024年5月29日、「五月病に関する意識調査」の結果を公開した。今年、5月病になった人は約3割だが、過去の経験も含めると約6割が経験しており、10代の終わりから20代前半にかけて経験している人が多いことがわかった。

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2024年版 五月病に関する意識調査
  • 2024年版 五月病に関する意識調査
  • 現在、五月病かもしれないと思っている?
  • 過去に五月病に悩んだことはある?
  • 何歳で五月病を経験した?(複数回答可)
  • 五月病はどの程度の期間で治った?
  • 五月病で日常生活に支障が出たことはある?
  • 五月病を周囲の人に相談したことはある?
  • 五月病の具体的な対策方法は?

 Hit the Knee運営事務局は2024年5月29日、「五月病に関する意識調査」の結果を公開した。今年、5月病になった人は約3割だが、過去の経験も含めると約6割が経験しており、10代の終わりから20代前半にかけて経験している人が多いことがわかった。

 調査は全国の10~60代の男女384名を対象にWebアンケートで実施した。調査期間は2024年5月6日~15日。

 「現在、五月病だと思う」人は27.6%となった。一方、「過去に五月病に悩んだことがある」人は59.1%と現在五月病に悩んでいる人の2倍以上の人が五月病に悩んだ経験があることがわかった。五月病を経験した年齢で回答が多かったのは、1位「20~22歳」、2位「18~19歳」、3位「23~24歳」と、10代の終わりから20代前半にかけて五月病を経験しているケースが多いようだ。

 「五月病はどの程度の期間で治りましたか?」と質問したところ、最多は「2~3週間程度」で、2番目に多いのは「1か月程度」となった。五月病と呼ばれるだけあって5月が終わるころには本調子に戻っている人が多いようだ。

 五月病に悩んでいる人に、「五月病で日常生活に支障が出たことがあるか」聞いたところ、75.6%が「ある」と回答した。約4人に3人が日常生活に支障が出ていることがわかった。一方で「五月病を周囲の人に相談したことはない」人が67.1%という結果になった。「日常生活に支障が出るレベルの五月病でも、周囲の人には言いにくい」という状況がうかがえる。

 五月病の具体的な対策では、「いつもより早めに寝る」「栄養のあるものを食べる」といった回答が多く寄せられたという。そのほか、実際に有休を取ってストレスを減らす、次の休みの予定を立てて気持ちを前向きにする、TODOリストをこなして本調子に戻そうとする、など。

 最後に、5月以外で五月病のような症状になった時期について聞いたところ、1位は「1月」、2位「6月」、3位「4月」という結果になった。1月は年末年始休み明けで五月病と状況が似ている、6月は五月病を引きずりやすいうえ祝日がなくリフレッシュしにくい、4月は新生活への切り替えが上手くいっていない、などが考えられるという。

《中川和佳》

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