学校インターネット教育推進協会(JAPIAS:ジャピアス)では、第14回全日本中学高校Webコンテスト「ThinkQuest JAPAN(シンククエスト・ジャパン)」の参加チームを募集している。 ThinkQuestは、生徒とコーチが1つのチームを作り、約半年間かけて、自分達の興味のあるテーマでWeb作品を作り、その出来ばえと制作過程を競うコンテスト。対象は中学生および高校生となっている。 各チームが作るWeb作品は、それぞれが選択したテーマに基づいて調査や取材を行い、その結果をとりまとめて表現するものとなるが、他の生徒達がそのテーマについて「学ぶことができる内容・仕組み」になっていることが条件となっている。学ぶ人の気持ちを十分に考えながら、自分達も教える立場でテーマをさらに深く探求していくというコンセプトは、ThinkQuestの大きな特徴だという。 昨年度からの変更点として、これまで細かく分類されていたカテゴリーを5つの分野別カテゴリーに集約するとともに、新たに「問題解決」というカテゴリーが追加される。5つの分野別カテゴリーについては、他の生徒達がそのテーマについて学習できるようになっている教材Web作品とし、「問題解決」については、分野を問わず、現実に存在する解決すべき問題を取り上げ、問題点とその解決策、解決に至るまでのプロセス等を資料やデータなどに基づき論理的に提示するものとなっている。 中学生の部・高校生の部それぞれにおいて上位10チームがファイナリストに選ばれ、東京で開催される「ファイナリストプレゼンテーション」に参加し、最終審査が行われ授賞式にて結果が発表される。ファイナリストプレゼンテーションおよび授賞式は2012年3月上旬を予定しており、優秀な作品には文部科学大臣賞、経済産業大臣賞、総務大臣賞が授与されるという。◆第14回全日本中学高校WebコンテストThinkQuest JAPAN(シンククエスト・ジャパン)主催:特定非営利活動法人 学校インターネット教育推進協会(JAPIAS)共催:(財)インターネット協会(IAjapan)後援:文部科学省、総務省、経済産業省、全日本中学校長会、全国高等学校長協会、日本私立中学高等学校連合会、(社)日本PTA全国協議会、読売新聞社申込・作品制作期間:5月31日(火)~11月24日(木)参加申込締切:7月15日(金)提出作品のエントリー登録期間:7月29日(金)~11月17日(木)作品提出締切:11月24日(木)作品改良締切:2012年1月13日(金)受賞結果発表:2012年3月上旬予定参加資格:日本国内外の中等教育機関(中・高等学校など)に在籍し、2011年4月1日現在、12才~17才であることチーム構成:生徒3~6名+コーチ1名(任意でアシスタントコーチ1名を追加できる)。チームを構成する生徒は、違う学校(違う国)の生徒でも良い。コーチは、教育職または専門職として勤務している者、またはパソコンスクール等の教育機関でコンピュータ等の教育をする者、またはチームメンバーの保護者。【応募部門】・中学生の部、高校生の部・「科学・数学」「芸術・文学」「社会科学」「スポーツ・保健」「学際(複数の分野にまたがるもの」)の分野別カテゴリー、または「問題解決」から選択する・上記5つの分野別カテゴリーについては、他の生徒達がそのテーマについて学習できるようになっている教材Web作品とする・「問題解決」については、分野を問わず、現実に存在する解決すべき問題を取り上げ、問題点とその解決策、解決に至るまでのプロセス等を資料やデータなどに基づき論理的に提示する・作品は、第14回コンテスト開催期間中に制作された未発表作品に限る。「問題解決」については、Webという形式に限らず、内容自体が未発表のものに限る。(他のコンテスト、コンクール等で発表した内容をWebにしたものは対象とならない。)【審査】「コンテンツ」「文章記述と構成、表現の工夫・機能」「独創性」「学習への配慮、または、提言の論理性」「コラボレーション」「影響・効果」「出典・引用の明記」「適切なメディア選択」「英語ページによる発信」「プレゼンテーション」など10の基準に基づき審査使用言語:日本語と英語賞:中学生の部、高校生の部のそれぞれの部門において上位10チーム、合計20チーム程度を「ファイナリスト」として表彰。両部門を通じて最も優秀な作品1点に最優秀賞および文部科学大臣賞を授与。その他優秀作品に総務大臣賞、経済産業大臣賞、日本オラクル特別賞、ベストドメインネーミング賞(JPRS特別賞)などの各賞を授与。