私立大学の初年度納付金、1,315,666円で前年比0.3%増

 文部科学省は、「私立大学等の平成22年度入学者に係る学生納付金等調査結果」についてホームページに公開している。平成18年度からの平均額の推移をみると、入学料は減少傾向にあるが、授業料・施設設備費の増加により初年度学生納付金は増加傾向にある。

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私立大学の初年度納付金、1,315,666円で前年比0.3%増
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  • 私立大学の授業料、入学料及び施設設備費の状況/平均額の推移
 文部科学省は、「私立大学等の平成22年度入学者に係る学生納付金等調査結果」についてホームページに公開している。

 初年度学生納付金の調査結果概要によると、平成22年度の私立大学(学部)における「授業料」の平均は、文科系学部が742,189円、理科系学部が1,041,643円、医歯系学部が2,982,058円、その他学部が941,917円。全平均は対前年度比0.8%増の858,265円となっている。

 また、「入学料」については、文科系学部が252,307円、理科系学部が268,709円、医歯系学部が1,024,762円、その他学部が277,041円。全平均は対前年度比1.2%減の268,924円となっている。

 初年度学生納付金の合計は、文科系学部が1,155,318円、理科系学部が1,501,833円、医歯系学部が4,892,648円、その他学部が1,464,227円。全平均は対前年度比0.3%増の1,315,666円となっている。

 このほか、資料では私立大学短期大学部・私立短期大学・私立高等専門学校・私立大学大学院の授業料、入学料等についても掲載している。

 平成18年度からの平均額の推移をみると、入学料は減少傾向にあるが、授業料・施設設備費の増加により初年度学生納付金は増加傾向にある。文部科学省としては、各私立大学等に対し、引き続き、一層の経営努力による学生納付金の抑制を依頼しているとしている。
《前田 有香》

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