私立大学も「文低理高」が色濃く…河合塾の志願状況分析

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私立大 大学グループ別志願状況
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 河合塾は2月23日、同社が運営する「Kei-Net」の入試・教育トピックスおいてに、今年度の主要私立大学の志願状況について分析・解説した資料を公開した。

 同資料では、2月21日時点で志願者数が判明している全国115大学の状況をまとめている。それによると、今年度の一般入試の志願者数は全体で前年比100%、前年並みとなっている。入試方式別にみても、志願者の前年比は一般方式で100%、センター方式で101%となっており、両方式とも前年並み。

 大学グループ別の志願状況では、「早慶上理」「MARCH」「日東駒専」の首都圏主要大で前年を割り込んでいる。一方、芝浦工業、東京電機、千葉工業などの「首都圏理系9大学」では、前年比110%と大きく増加している。このグループは志願者が4年連続で1割ずつ増加しており、理系の人気は続いているという。対照的に、文系色の強い学習院、成蹊、成城、武蔵の「東京4大学」の志願者は前年比96%と減少。このグループでは3年連続の志願者減となっており、今春入試も文低理高が続いているとしている。西の「関関同立」では、前年比102%で5年ぶりに増加したものの、「産近甲龍」は2年連続で前年を割り込んでいる。

 「早慶上理」では、早稲田大、慶應義塾大で志願者が減少している。慶應義塾大では法、薬学部でセンター利用を取りやめた影響が大きいと分析。早稲田大は商学部・社会科学部を中心に志願者が減少している学部が目立つ。なお、昨春志願者の減少率が高かった上智大では、今春は入学定員増の影響もあり、志願者数は増加している。

 「MARCH」のグループ全体の志願者数は、大きな減少はみられないものの2年連続で前年を割り込んでいる。大学別にみると、志願者数は青山学院大、立教大で増加、中央大、明治大で前年並み、法政大で減少。「関関同立」では、同志社大、立命館大で志願者が増加、関西大、関西学院大で減少、立命館大は5年ぶりの増加となった。

 学部系統別の志願動向を見ると、文系では「人文科学系」の志願者数が前年比104%、「社会科学系」では同96%となっている。人文科学系では、文・人文分野で大きく志願者が増加している。なかでも中央大(文)、関西大(文)などでは昨年から2,000人以上志願者が増加している。また外国語、心理といった分野でも増加率が高くなっている。また、医療系の志願者数は、前年比108%と全系統中もっとも高い増加率となったほか、薬、看護、医療技術分野などで志願者の増加が目立っている。

 このほか、資料では全国の主要大学の志願状況(2月21日現在)も一般方式とセンター方式それぞれと合計の前年比を掲載している。
《前田 有香》

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