5年前の職業体験「今でも心に残っている」92%

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 フューチャー イノベーション フォーラム(FIF)は5月24日、5年前に実施した職業体験プログラムに参加した子どもたちを追跡調査したアンケート調査の結果を発表した。

 FIFは、「ITイノベーションを人と社会と企業の力に」というコンセプトのもと、2006年に発足した団体。フューチャーアーキテクトを幹事会社とし、2012年2月末現在、約750の協力企業・団体とその社員約1,200名からなる会員組織となっており、会員向けのワークショップをはじめ、子ども向けの職業体験や出張授業などの企画・運営を行っている。

 FIFでは、これまで小中学生を対象とした職業体験やIT教室などのイベントを51回開催。参加人数は、のべ1,679名を数えるという。調査は、活動開始から5年が経過した昨年より実施しているもので、プログラムでの体験が子どもたちにどのような影響を及ぼしているかを把握し、今後の企画の改善に役立てることを目的としている。

 今回の調査は、2007年度に実施した6つのイベントの参加者を対象に行ったもの。当時小学5年から中学3年生だった参加者のべ83人を対象に、2月24日から3月26日にかけ郵送とインターネットによるアンケート調査を実施。37人の回答を得た(回答率45%)。

 「プログラム参加後、考え方や進路に変化はありましたか?」という質問では、「あった」「なかった」ともに50%という結果となった。

 変化があったとする具体例として、「医療現場の最前線」(協力:聖マリアンナ医科大学)の参加者からは、「志望校を医療関係の学部にした」、「からだのことを前よりも考えるようになった」といった意見、「カーデザインの最前線」(協力:トヨタ自動車)の参加者からは、「車に関わる仕事をしたいという気持ちが強まった」、「車についてもっと知りたいという気持ちになった」といった意見、「パソコン組み立て教室」(協力:品川区立立会小学校)の参加者からは、「工学系の学校に進学し、PCに関するコースに進んでいる」、「これがきっかけでパソコン関係の資格を取得した」といったが声が寄せられているという。

 また、「働くことに甘い考えしか持っていなかったので役に立った」(「物流の最前線」協力:佐川急便の参加者)、「講習の時に『笑顔で明るく』と言われ、学校でも常にそれを思いながら行動できた」(「コンビニエンスストアの最前線」協力:ローソンの参加者)、「エネルギー問題や世界情勢の中での石油問題に目が向くようになった」(「エネルギーの最前線」協力:JX日鉱日石エネルギーの参加者)といった意見も寄せられたという。

 また、5年前プログラムに参加して「今でも心に残っていることはありますか?」という質問には、92%が「ある」と回答したという。

 調査結果についてFIFでは、各界のトップと直接対話したり、現場での仕事体験が5年を経過した今でも参加者の印象に強く残っていると分析しており、今後もより多くの協力企業とともに体験型学習を中心としたプログラムを提供していきたいとしている。
《田崎 恭子》

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