中高生時代の遊びは人生を充実させる大きなファクター、母親対象調査

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中高生時代の“遊び”の充実度×現在の生活充実度/生活満足度
  • 中高生時代の“遊び”の充実度×現在の生活充実度/生活満足度
  • 母親が子どもに就いて欲しい職業(上位項目)
  • 母親が子どもに大人になる前に身につけて欲しい能力
  • 学生時代の“遊び”の充実度
  • 学生時代の各年代において、“遊び”がコミュニケーション力などの能力習得に役に立ったか
  • 母親が理想とする職業に就いた人の実像
  • 母親が身につけて欲しい能力を獲得できていると、仕事に役立つと思うか
  • ファンタ「遊び基金」サイト
 日本コカ・コーラは22日、中高生を子に持つ母親を対象に実施した、「子どもになって欲しい職業、および成長するにあたって身につけて欲しい能力」の調査結果を発表した。理想の職業に従事している人たちを対象に実施した、遊びと能力に関係する調査の結果もあわせたものだ。

■学生時代の“遊び”で、母親が理想とする人に育つ

 この調査は、教育評論家である親野智可等(おやの・ちから)氏監修の下、4月16~17日の期間実施され、中高生の子どもを持つ母親計500名から回答を得た。また理想の職業従事者調査は、4月26日~5月1日の期間実施され、母が子どもに就いて欲しい職業としてあげた上位10位の職業従事者計450名から回答を得た。中高生を中心に愛され続ける炭酸飲料ブランド「ファンタ」が、“遊び”を通して子どもたちが得られることや学べることの大切さを探るべく行ったものだという。

 まず、中高生の子を持つ母親が子どもに就いて欲しい職業ランキングは、1位「公務員」(36.4%)、2位「技術系の会社員」(24.4%)、3位「事務系の会社員」(18.8%)、4位「薬剤師」(14.8%)、5位「エンジニア」(11.2%)、5位「理学療法士・臨床検査技師・歯科衛生士」(9.6%)、6位「大学教授・研究者」(8.4%)、7位「その他医療・福祉関係」(8.2%)、9位「教員」「医師」(8.0%)などとなっている。また、母親が子どもに身につけて欲しい能力は「コミュニケーション力」「創造力」「コントロール力」「理解力」「五感力」などで、ほぼ全員が「身につけて欲しい」と回答した。一方、現在の子どもにとって勉強は「重要」(96.4%)で、子どもは現在「遊び過ぎだと思う」(52.6%)と感じており、“遊び”に関してはどちらかと言えばネガティブな印象を持っていた。

 一方で、母親が理想とする職業に就いている人に、学生時代、“遊び”が充実していたかを聞くと、小学生時代「よく遊んだ(遊びが充実していた)」と回答した人は78.9%、中学生時代「よく遊んだ」人は54.2%、高校生時代は57.2%、大学生時代は73.1%と、学生時代を通して、“遊び”が充実していたと回答する人が、どの世代でも過半数を超えていた。また、学生時代の“遊び”が、母親が身に付けて欲しいと思った能力習得に役に立ったかを聞くと、「役に立った」とする回答が、やはり全世代で過半数を超ていた。

 具体的に、何をして遊んでいたかを聞くと、小学生時代では「かけっこ・鬼ごっこ・かくれんぼ」(94.8%)、「球技」(86.0%)、「公園や校庭の遊具で遊ぶ」(84.7%)、「自転車・一輪車」(78.8%)、「なわとび・ゴムとび」(74.1%)、中学生時代では「本や漫画を読む」(63.2%)、「おしゃべり」(56.4%)、「テレビやDVDなどを見る」(49.1%)、「球技」(45.1%)、「自転車」(45.1%)、「テレビゲーム」(43.1%)、高校生時代では「おしゃべり」(61.3%)、「本や漫画を読む」(53.4%)、「近所の店やショッピングモールでの買い物」(43.3%)、「テレビやDVDなどを見る」(42.6%)、「ファミレスやファーストフード店に行く」(41.4%)の順となった。

■中学・高校生時代に「よく遊んだ」人は、充実した人生を実感

 このように、学生時代の“遊び”は人間の成長に必要だが、特に中高生時代の“遊び”は、人生を充実させる大きなファクターとなっていることが裏付けられた。なお、母親が理想とする人に育つには、学生時代の勉強の頑張りも大切で、中学生時代の学校の成績は「良かった」という人が78.9%、高校受験についても、「進学したいところより、学力レベルの高いところに入学できた」(9.1%)、「進学したい高校に入学できた」(72.4%)とあわせ、高校受験に成功したという人が81.5だった。また、“遊び”によって身につけられた能力が仕事に役立つと思うかを聞くと、どの能力についても7割以上の人が「役立つ」と回答する結果となっている。

 親野氏は、「今回の調査は、“遊び”が人間の成長に大きな影響をもたらすことを改めてあきらかにした、とても意義深いものと言えます」としている。さらに「母親が子どもに仕事面や生活面で満足できる人生を送って欲しいと願うなら、“遊び”の価値を認識してそれを大切にしてあげる必要があるのです。そのことがこの調査ではっきりしたと思います」とコメントしている。

 なお、中高生が成長する上で身につけるべき能力を刺激するために、 「ファンタ」は、2013年5月から毎月第4土曜日を「遊ぶ日」と制定し、さまざまな“遊び”のイベントを全国で開催していく予定だ。

 ファンタが制定した「遊ぶ日」は、中高生が“遊び”をおもしろいと感じる【Catch(五感力)】、【Create(創造力)】、【Control (コントロール力)】、【Communicate(コミュニケーション力)】、【Comprehend(理解力)】の「5つの【C】」に焦点をあてたものだという。なお「5つの【C】」は、東洋大学教授の小川純生氏が名付けたものだ。

 「ファンタ」では、全国で中高生を対象に、5つの【C】をテーマとした“遊び”のイベントを5月から10月まで全6回開催。第1回の「遊ぶ日」イベントは5月25日によみうりランド<東京>で、みんなで協力して1つのものを作り上げるという【Create(創造力)】をテーマにした「ファンタ カラフルフェス」を開催する。さらに特設サイト「遊び基金」を5月27日より開設し、Twitterやmixiなどと連動を図る。また、LINEを活用したプロモーションも展開し、中高生の“遊び”を全力で応援する方針だ。

子どもが“母親が理想とする大人”に育つコツ、「学生時代の遊び」が重要

《冨岡晶@RBB TODAY》

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