教育の場に求めるものは、「充実した教育カリキュラム」を抑え、もっとも選択されたのが「人間性を養えること」であることが、武蔵野美術大学が9月30日に発表した「教育に関する調査」より明らかになった。 同調査は、今教育の場にどのようなことが求められているのか、また、どのようなスキルを身につけるべきと考えられているのかを明らかにするため、全国の大学生・大学院生、第二新卒および高校3年生の保護者の男女合計600名を対象にインターネット調査を実施した。 教育現場に求めるものを尋ねたところ(複数回答)、最多は「人間性を養えること」54.7%、次いで「充実した教育カリキュラム」50.2%、「高い専門性」37.0%、「魅力的な教員」34.5%が続いた。世代別で見ると、特に高校3年生の保護者は「人間性を養えること」を選ぶ傾向にあり、6割以上となった。 社会人になる前に身につけておくべきスキルについて各世代に質問をしたところ、「コミュニケーション力」「語学力」を選択する方が多く、ここでも「人としての力」が強く支持されているようだ。