【大学受験2024】実技試験の実施状況、筑波大や早大など

 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2024年6月28日、2024年度大学入試の実技試験の実施状況を公表した。受験生からの報告をもとに、国公立大学は筑波大学や東京都立大学など10大学、私立大学は武蔵野美術大学と早稲田大学について掲載している。

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2024年度大学入試「実技試験の実施状況」
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  • 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」

 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2024年6月28日、2024年度大学入試の実技試験の実施状況を公表した。受験生からの報告をもとに、国公立大学は筑波大学や東京都立大学など10大学、私立大学は武蔵野美術大学と早稲田大学について掲載している。

 実技試験の実施状況は、一般選抜において実技を課した大学のうち、その実施状況について受験生からの報告をもとに学校ごとにまとめたもの。2021年度以降の4年間分の実施状況を公開している。

 2024年度は、国公立が茨城大学、筑波大学、東京学芸大学、東京芸術大学、東京都立大学、岐阜大学、静岡文化芸術大学、名古屋市立大学、滋賀県立大学、大阪教育大学の10大学。私立が武蔵野美術大学と早稲田大学の2大学の実技試験の実施状況を掲載している。

 このうち、筑波大学は体育専門学群の前期選抜で「体育実技」として、ハンドボール、ソフトボール、サッカー、剣道の実技試験を実施。サッカーでは、二人組パス(30秒2回)、コーンドリブルからシュート(1人2回)、とりかご、6vs6のミニゲームが行われた。当日、雨で待たされる時間が長かったという受験生は「あったかい格好をしてくることをおすすめします」とアドバイスを寄せている。

 早稲田大学は、創造理工学部(建築)一般方式で、「空間表現」鉛筆デッサンを実施。「本来は同時に存在することのない2種類以上の対象を含めた、ひとつの空間を描いてください」という問題が出された。試験時間は2時間で、一度書き始めたら悩んで書き直す時間がないため、受験者からは「開始15分位で構想と構図を決めて下書きを始める必要がある」といったアドバイスも。このほかにも「解答用紙はケント紙縦長」「4Bから8Bくらいの濃い鉛筆が役に立った」など、受験者にしかわからない貴重な情報を得ることができる。

 なお、実技試験の実施状況の掲載大学は、実技を課しているすべての大学を網羅しているわけではない。また受験生からの報告をもとにしているため、実際の実技内容と異なることがあるという。

《川端珠紀》

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