【文科省】福島の子どもたちの今、教育復興への進捗状況を確認…12/6下村大臣会見

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下村文部科学大臣定例記者会見のようす
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 下村博文文部科学大臣は、12月6日の定例記者会見で福島の子どもたちの今、教育復興への進捗状況の確認、日展の入選者数の事前配分や謝礼横行を第三者委員会が確認すること、東北被災者のために一日も早い医学部設置をすることなどについて発言した。

◆12月6日のテーマ
福島の子どもたちの今、教育復興への進捗状況を確認(0:04~)
日展の入選者数の事前配分や謝礼横行を第三者委員会が確認(5:55~)
東北被災者のために一日も早い医学部設置を(10:10~)

※()内に動画の再生時間を記した

・福島の子どもたちの今、教育復興への進捗状況を確認
 復興教育の進捗状況を知るため、12月9日に福島県へ視察に行く予定であることを発表。視察先である郡山市では、阿武隈養護学校における被災者を含む子どもたちの特別支援教育の状況を視察。二本松市では浪江小学校の仮校舎で児童や教員とともに給食を取りながら、独自の復興教育の取組みについて懇談を行う。

 さらに福島市では児童養護施設・青葉学園にも訪問し子どもたちの学習面での支援について意見交換を行う予定となっている。現地で子どもたちや教育関係者から直接話を聞くことで復興教育の進捗状況を確認し、さらなる復興の加速化に繋がるようにと考えている。

・日展の入選者数の事前配分や謝礼横行を第三者委員会が確認
 12月5日、日展に設置された第三者委員会から委員長に対し、報道のあった2009年度以降の書部門を中心とする審査状況等についての調査結果報告書が提出された。報告書によると2009年度篆刻(てんこく)部門の審査で会派別入選者数の事前配分が認められたこと、第5科では審査員が事前に出品予定作品を見たり指導料が払われたりしている慣行が推認されたことなどが示された。

 また、調査結果を踏まえ今後外部指導員の導入や事前指導、謝礼禁止などの審査体制の検討を行うべきこと、日展の改革を検討する委員会を設置すべきことなどの再発防止策が提案された。

 公正な審査が行われるべき日展で入選者数の事前配分などが明らかになったことは極めて遺憾であるとコメントし、文科省は日展に対し報告書の内容を真摯に検討し必要な改善・対策を策定し、実行することを求めた。また日展においては審査の公正性などについて今回の対応にとどまらず、しっかりと調査がなされることが必要だとの考えから引き続き適切な調査がなされるように求めていく方針だ。

 文化庁に対し「膿があれが徹底的に出し切るように」と指示し、日展が国民から信頼される組織・審査体制になるよう自助努力を要請するように伝えた。また、文部科学大臣賞については今後、日展が信頼するに値する体制になった時に改めて賞を出すことを検討するとし、現段階では考える時期に至っていないと述べた。

・東北被災者のために一日も早い医学部設置を
 大都会においても医師不足による問題点が日常のように聞かれるとし、産婦人科では慢性的な医師不足に陥っているのが現状だとコメント。この状況が続けば、日本の医療そのものが壊滅してしまうという危機感も持っており、医師不足の解消に向け、既存の医学部を定員増にすることによって、将来的にカバーしていこうと日本医師会や厚生労働省も考えているという。

 しかし東北被災地においては、より深刻な医師不足の状況から医療状況を改善するために、医学部設置に向け東北地域から医療関係者の引き抜きをしない、卒業生は東北地区で医療に従事するという2つの前提のもとで例外として医学部新設を認めることになった。東北被災地の方々が切望していることだからこそ、誠実に応えることが政府としての責務であると述べた。


《田邊良恵》

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