四谷大塚が公表した「2014年入試最終予想Part1」によると、合不合判定テストの最終回で、男子の第1志望は「開成」「早稲田」など、女子の第1志望は「女子学院」「豊島岡女子学院」などの志願者が増加している。 2014年入試最終予想Part1では、2013年に実施した全6回の合不合判定テストを総括している。合不合判定テストとは、中学受験を志す小学6年生を対象に、4月、7月、9月、10月、11月、12月の全6回行われる公開模擬テスト。志望校だけでなく他の学校の合格可能性が判定できるほか、2013年春に志望校に合格した受験生たちとの成績比較ができる。2013年は延べ87,764人の受験生が利用した。 2014年入試に向けての全体傾向は、ここ数年と同様、受験校を厳選する志向が続いているという。10月実施の第4回合不合判定テストと比べ、11月実施の第5回と12月実施の第6回で第一志望者が多かった学校をみると、受験生の志望校選択が入試直前に向けてより現実味を増しているようすがうかがえる。 第4回と比べ第6回(最終回)の志願者数が増えている学校をみていくと、男子の第1志望は「早稲田」257人、「芝」244人、「開成」222人、「武蔵」218人、「早大学院」210人など。 一方、女子の第1志望は「女子学院」215人、「豊島岡女子学院」185人、「吉祥女子」177人、「鴎友学園女子」139人、「共立女子A」122人など。 資料ではほかにも、第1志望と第2志望を合わせた数が多かった学校や、最新志望パターンなども紹介している。