トヨタが女性技術者育成基金を設立、リケジョの育成支援

教育・受験 その他

トヨタ自動車HP
  • トヨタ自動車HP
  • 一般財団法人トヨタ女性技術者育成基金、具体的な取り組み
 トヨタ自動車は11月26日、トヨタグループ9社と共に、自動車業界・エンジニアの魅力を伝える活動を通じた、理系女子学生の増加や、理系女子学生のキャリア構築支援をねらいとした「一般財団法人トヨタ女性技術者育成基金」を設立することを発表した。

 女性活躍促進について官民挙げてさまざまな取り組みが実施されている中、製造業においても、女性ならではの視点・感性をいかした商品開発やデザインが新たな市場創出につながるなど、その期待値、重要性が増している。同社および同グループ各社においても、今後の持続的成長に向けた「もっといいクルマづくり」に、事務系分野のみならず技術開発分野における女性の活躍が期待されているという。

 同基金では、理系を志望する女子学生の拡大と継続的なキャリア構築支援により、理系女子学生を育成し、自動車業界のみならず、製造業界全体での女性活躍促進に貢献することを主な目的としている。参加企業は、豊田自動織機、愛知製銅、ジェイテクト、トヨタ車体、アイシン精機、トヨタ紡織、豊田中央研究所、豊田合成、トヨタホームおよびトヨタ自動車の10社。

 主な取り組みとして、大学進路を検討する女子学生を主な対象に、女性技術職の魅力などを伝える理系キャリア紹介活動と、工学専攻の女子学生に希望に応じたキャリア構築の支援、教育費用支援といった育成活動を実施予定。

 理系女子キャリア紹介活動では、愛知県内の高校にトヨタグループから女性技術職を派遣し講座を開催したり、大学主催の理系進学推進セミナーへ参画したりするなど、大学進路を検討する高校生を対象とした活動を行っていく。

 女子学生育成活動においては、全国の工学専攻の大学生・大学院生120名程度を対象に、年1回の研究施設などの見学・懇談会の実施、女性技術職によるキャリア相談に加え、教育費用の支援を実施。教育ローンは、年に60万円で最大6年支給、返済期間は8年を想定。利用時には、在学中の利息相当額や条件付きで弁済資金相当額の給付などが検討されている。

 国内の大学を見ると、理系の工学部における女子学生の在籍率は全体の1割程度。自動車を含む輸送機械関連企業への就職率が高い「電気・機械工学系」ではさらに低水準に留まっている現状を、打開する一歩として、同社は同基金の12月下旬の登記を目指し、準備を開始している。

◆一般財団法人 トヨタ女性技術者育成基金
<理系(女子)キャリア紹介活動>
目的:自動車業界・エンジニアの魅力を伝える活動を通じた、理系女子学生の増加
対象:大学進路を検討する高校生(男女)
内容:1)愛知県内の高校にトヨタグループから女性技術職を派遣し、講座を開催
2)大学主催の理系進学推進セミナーへの参画
3)女子大学生コミュニティとの連携
 ※2014年度より、愛知県内の一部高校にて女性技術職による講座を先行開催

<女子学生育成活動(大学・大学院)>
目的:理系女子学生のキャリア構築支援
対象:全国の工学専攻の女子学生(大学・大学院120名程度)
内容:1)研究施設等の見学・懇談会(年1回)
2)女性技術職によるキャリア相談
3)教育費用の支援…教育ローン利用時に以下を給付
 ・在学中(最大6年間)の利息相当額
 ・弁済資金相当額
  ※基金参加企業または製造業に技術職として入社した場合、弁済資金の全額または半額相当額を給付
 ※教育ローンは60万円/年×最大6年支給(返済期間8年)を想定
《小林瑞季》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top

旬の教育・子育て情報をお届け!(×をクリックで閉じます)