文部科学省が発表した、国公立大学の第2次試験出願期間(1月26日~2月4日)の最終日である2月4日15時時点の出願状況によると、国立大学(全82大学)の志願倍率は4.1倍で、昨年確定4.3倍、昨年同時点4.2倍をやや下回っている。前期日程は3.0倍、後期日程は8.9倍。公立大学(全82大学)の志願倍率は5.9倍で、昨年確定6.5倍、昨年同時点6.2倍とこちらも減少している。 文部科学省は、2月19日に確定志願者数を発表する予定だ。 学部系統別の倍率は以下のとおり(一部)。()内に昨年の確定志願倍率を示す。人文・社会は昨年とほぼ同等なのに比べ、医・歯や薬・看護での志願倍率低下が目立つ。・人文・社会 国立:3.9倍(4.0) 公立:5.9倍(6.4) 計:4.5倍(4.6)・理工 国立:3.9倍(4.2) 公立:7.3倍(7.9) 計:4.2倍(4.5)・医・歯 国立:5.3倍(5.8) 公立:5.8倍(6.2) 計:5.3倍(5.9)・薬・看護 国立:4.7倍(5.3) 公立:5.7倍(6.2) 計:倍5.4(6.0) 下記に旧帝大(北海道、東北、東京、名古屋、京都、大阪、九州)前期日程の一部学部の志願倍率を示す。()内は昨年の確定志願倍率。・北海道大学 法学部:1.7倍(2.4) 経済学部:2.7倍(2.2) 総合入試理系:2.7倍(3.0) 医学部:2.8倍(3.1)・東北大学 法学部:2.3倍(2.4) 経済学部:2.1倍(2.2) 理学部:2.6倍(2.5) 医学部:3.2倍(3.0)・東京大学 文科一類:3.2倍(3.1) 文科二類:3.1倍(3.1) 文科三類:3.0倍(3.2) 理科一類:2.7倍(2.7) 理科二類:3.9倍(4.0) 理科三類:4.7倍(5.1)・名古屋大学 法学部:2.3倍(2.4) 経済学部:2.5倍(2.4) 理学部:2.2倍(2.6) 医学部:3.1倍(3.1)・京都大学 法学部:2.3倍(2.7) 経済学部:2.8倍(3.1) 理学部:2.8倍(2.6) 医学部:2.7倍(2.7)・大阪大学 法学部:1.8倍(1.9) 経済学部:2.7倍(2.8) 理学部:3.4倍(2.8) 医学部:2.1倍(2.5)・九州大学 法学部:2.4倍(1.8) 経済学部:2.2倍(2.5) 理学部:2.3倍(2.5) 医学部:2.8倍(2.9) 国立前期で最高倍率は昨年と同じ東京藝術大学・美術の10.8倍、最低倍率は筑波技術大学・保健科の0.7倍となっている。