◆大学受験 大学入試、特に私大の入試は、一般入試(一般方式・センター利用方式)、AO入試、推薦(自己推薦・指定校推薦)などと多様化しており、スケジュールは入試方式により大きく異なる。 私大では、一般入試は6月より募集要項の発表が開始され、私大の700校近くが参加するセンター試験は1月中旬、個別入試は2月から3月に実施。推薦入試では11月に試験が実施され、年内には合格発表と入学手続きが完了するケースが多い。AO入試は夏休みごろに開始され、推薦や一般入試の時期に実施する大学もある。 国公立大では、一般入試は6月に選抜要項が発表され、センター試験は1月中旬、前期日程試験は2月下旬、中期日程試験は3月上旬、後期日程試験は3月中旬に実施される。推薦入試ではセンター試験を課すケースと、課さないケースがある。 親の世代と比べて複雑化している大学受験。入試制度を理解したうえで、アドバイスをしてあげたい。特に大学受験期は思春期で、親御さんの関わり方が難しいケースもあるが、応援していることを伝えつつ、お子さんの状況を見守り、タイミングよく声を掛けてあげたい。また、進路に迷った場合には、親子で話し合い、子どもの考えや自主性を尊重しつつも、お子さんの将来につながる選択ができるようサポートしてあげたい。親子での話合いが難しい場合には、学校や塾に相談し、専門家である第三者を交えることをお勧めする。 なお、入試前にはつい「頑張って」と応援したくなるものだが、これを言われると辛いという受験生は多い。お子さんの性格にもよるが、すでに頑張っているお子さんに、この言葉を多用するのは控えたほうがよさそうだ。【6月】センター試験募集要項発表【7月】AO入試が本格化、オープンキャンパスが本格化【9月】センター試験「受験案内」配布【10月】センター試験出願受付【11月】推薦入試【1月】センター試験(2016年1月16日~17日)、私大の出願受付が本格化、国公立大の個別学力検査出願(1月下旬~2月上旬)【2月】国公立大の前期日程試験(下旬)【3月】公立大の中期日程試験(上旬)、国公立大の後期日程試験(中旬)(スケジュールは目安とし、最新の公式情報を参照いただきたい) 親の関わり方は、成長段階やお子さんの正確によっても異なる。ただ、共通して言えることは、お子さんが安心し、自信をもって目標に向かっていけるよう、愛情をもってサポートすることに尽きるのではないだろうか。