下宿アルバイトは月2.5万円でリーマンショック以降最高額…大学生協調べ

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 全国大学生活協同組合連合会(大学生協)は、第50回学生生活実態調査の概要を公開した。自宅生、下宿生ともに1か月のアルバイト収入は増加し、下宿生は2008年のリーマンショック以降最高額の25,560円になった。

 調査は全国の国公立、私立大学の学部学生を対象に2014年10月~11月に実施し、指定した30大学生協で回収した9,223人の平均値になっている。専攻別の男女の構成比は文科系で男子:女子は4.5:5.5、理科系は7.4:2.6、医歯薬系は4.1:5.9となっている。

 学生の経済状況については、自宅生の1か月の収入は61,120円。そのうちアルバイトで32,370円の収入があり、前年から840円増加し3年連続で増えている。一方で前年度から奨学金は630円減少して11,740円、小遣いは170円減少して15,200円だった。1か月の支出合計は58,180円で、もっとも多かったのは「貯金・繰り越し」が16,530円、ついで「食費」が12,010円だった。

 下宿生の1か月の収入は122,170円で前年から670円増えた。そのうちもっとも多いのが仕送りで70,140円で前年より2,140円減少。ついでアルバイトが25,560円で、前年より2,460円増加。大学生協によるとアルバイトの収入はリーマンショック以降最高額となり、収入の割合でみると「仕送り」が57.4%と1975年以降もっとも低く、「アルバイト」が20.9%ともっとも高くなった。支出合計は1か月116,960円で前年より970円減少。支出でもっとも多いのは「住居費」52,630円で、前年より420円減り2年連続で減少している。

 日常生活については、予習や復習など授業以外の大学の勉強時間の平均は1日56.7分で2年連続増加した。文系は39.4分、理系は68.1分、医歯薬系は86.0分とどの学部も前年より増えた。1日の平均読書時間は31.7分で前年から4.8分増え、60分以上読む層が5.9ポイント増加している。しかし、「0」と回答した人は40.9%と前年から0.4ポイント増加し、ここ10年でもっとも多くなった。

 スマートフォンの1日平均利用時間は163.6分。男女別では、女子学生のほうが25.6分多い177.8分だった。またアルバイトに就労している学生の利用時間が長い傾向がみられ、アルバイトをしている学生の1日平均は171.8分で、していない学生を28.1分上回った。

 就職に対する意識として、文系3年生は「就職できるか不安」と66.3%が回答しているが、「就職のために何かをしている」と回答したのは66.8%おり、2011年以降もっとも高い結果になった。また、「就職先を決めるにあたって重視すること」(3位まで選択)を7年ぶりに調査したところ、就きたい職業を決めている学生、決めていない学生ともに「収入面の待遇」を重視している学生が5割を超えた。

 詳しい内容は大学生協のホームページで見ることができる。
《田中志実》

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