【高校受験2015】埼玉県公立高校入試<理科>講評…基礎から標準レベル

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埼玉県公立高校、講評(理科)
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 平成27(2015)年度埼玉県公立高校入試が3月2日に実施された。リセマムでは、難関高校受験指導で定評のあるSAPIX(サピックス)中学部の協力を得て、学力検査の「理科」を講評する。この他の教科(全5教科)についても同様に掲載する。学力検査問題は、3月3日13時現在、東京新聞の特設Webサイトで閲覧が可能。

◆<理科>講評(SAPIX中学部)

 小問集合、地学、生物、化学、物理の大問5つから構成されており、問題の難度は基礎~標準レベルで落ち着いています。どの分野においても記述問題が出題され、近年は現象の理由だけでなく、計算問題の解法を記述する力も問う傾向にあります。

 作図も含めた記述問題の量は大幅に増加した2014年とほぼ同じ問題数だったことから、今後もこの記述量が続くと考えて対策しましょう。

 また40分の試験時間はグラフの作成や文章記述にどうしても時間がかかってしまうため、余裕があるとは言えません。基礎問題を即答できるようにし、記述や標準問題に時間を多めにかけられるよう、過去の入試問題などを解きながら訓練しましょう。

(1)小問集合
 全分野から出題される小問集合でした。問1の天気図を並びかえる問題については、正確な分析力が必要で、この大問の中では一番解きにくい問題でした。

(2)天体(地学)
 星座と地球の公転について資料を読み取って解く問題でした。この大問を解くためのポイントは2つあります。

 (1) 黄道12星座の見え方を理解していること
 (2) 太陽の黄道上の動き方を理解していること

 学習する時期も遅いので、上記2点は苦手意識を持つ受験生も多いと思われます。しっかり理解している受験生と中途半端な理解をしている受験生で大きく差がついたと考えられます。

(3)植物(生物)
 被子植物のつくりやはたらきについて確認する問題でした。基礎的な知識を問うものだったので、全問正解したい大問でした。

(4)化学変化(化学)
 酸化銅の還元に関する問題でした。計算過程を記述しなければならない上に、問われている内容をしっかり読み取る注意力も求められました。最後の一問は、反応させる2つの物質のうち、どちらかが余る典型的な化学反応の計算ですが、苦手とする受験生も多い問題です。浦和、浦和一女、大宮高校の受験生においてはしっかり得点したい問題です。

(5)電流、エネルギー(物理)
 電流とエネルギーに関する標準レベルの問題でした。落ち着いて条件を確認し、じっくり問題に取り組みたいところですが、時間がなく焦って計算ミスをしてしまった受験生も多かったと思われます。難関校合格を目指す受験生であれば、高い計算力を身につけておくべきでしょう。基礎問題を早く正確に解き、大問5にどれだけ多く時間をかけられたかが高得点の鍵になりました。


  このレポートは2015年3月3日(入試翌日)に速報としてSAPIX中学部により作成されたもの。なお、SAPIX中学部は、下記の日程で2015 高校入試分析会を開催する予定だ。

・2015 高校入試分析会 埼玉県(国私立難関高・埼玉県立トップ高)
 3月22日(日)Y-SAPIX 大宮校

・入試問題分析会(開成・筑駒高/慶應女子高/学芸大附高)
 4月12日(日)代ゼミタワー
《編集部》

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