文部科学省は8月6日、平成27年度の学校基本調査(速報)の結果を公表した。不登校の小中学生は12万3,000人にのぼり、2年連続で増加した。小中学校の在学者数は過去最低を更新し、不登校児の割合は小学校で過去最高の0.39%となった。 平成26年度間の30日以上におよぶ長期欠席者のうち、不登校を理由とする子どもは、小学生2万6,000人、中学生9万7,000人。いずれも前年度より2,000人増え、2年連続の増加となった。 一方、小学校の在学者数は前年度より5万7,000人減の654万3,000人。中学校の在学者数は、前年度より3万9,000人減の346万5,000人。小中学生ともに過去最低を更新した。 全児童生徒数に占める不登校の児童生徒は、小学校が0.39%で過去最高となり、「255人に1人」の割合となった。中学校は、2.76%で「36人に1人」の割合となっている。 このほか、高校卒業後の状況では、現役の大学・短大進学率が54.6%、現役の大学(学部)進学率が48.9%といずれも過去最高となった。