地方の小さなパン屋さんの挑戦、ふっくら非常食で国際貢献

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パン・アキモト「救缶鳥プロジェクト」
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 9月1日は防災の日。備えあれば憂いなし、とはよく言ったものだが、電池切れの懐中電灯や賞味期限・消費期限の切れた備蓄食は頼りにならない。期限の切れた非常食を食べるのが不安になり、結局捨ててしまった、という声も多い。

 そのような非常食の無駄を減らし、備蓄後の食料を国際貢献に役立てる取組みとして実施されているのが、栃木県那須塩原市の「パン・アキモト」による「救缶鳥プロジェクト」。

 プロジェクトは、缶に入った非常食の消費期限3年間のうち、2年間を購入者の有事・災害時の食料確保とした備蓄期間に充て、残り1年間を義援物資として内戦や紛争で苦しむ国の子どもへ搬送する期間に充てるもの。

 同プロジェクトに関わる非常食の配送・回収費・海外郵送費はすべて無料。救缶鳥のパンは通常の非常食とは異なり、備蓄期間が過ぎたあとでも世界の飢餓を救う義援活動に参加できる。有事の際の非常食の役割をしっかり担う一方で、国際平和にも貢献できる点はさまざまなメディアや学校、企業・団体からの賛同を得てきた。

 非常食といえども、「救缶鳥」のパンは普段食べているパンと変わらない柔らかさ。同店Webサイトによると、救缶鳥のパンは防腐剤を使わない特許製法で作られており、健康にも配慮した安心できる非常食だという。

 救缶鳥シリーズのほか、パン・アキモトは製造日より37か月保存が可能な「おいしい備蓄食」シリーズや、メイプルやチョコクリームといった味のついた「人気定番商品シリーズ」、さらに非常食に高級素材を使用した「栃木県産シリーズ」など、非常食のイメージを覆す「パンの缶詰」を多数販売している。「パンの缶詰」はどれもふっくらとしており、缶に保存されていたとは思えない風合いや香りが楽しめる点が最大の特長だ。

 誰かのためになる備蓄なら、余るほどあっても良い。台風や噴火に関する情報が多く報じられており、防災意識の高まる昨今。東北大震災以来、備蓄の点検もままならない家庭も多いだろう。この機会にぜひ、家庭備蓄を見直してみてはいかがだろうか。
《佐藤亜希》

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