【全国学力テスト】大阪市、全教科で平均下回る…中学生は改善

教育・受験 学校・塾・予備校

小学校国語
  • 小学校国語
  • 小学校算数
  • 中学校国語
  • 中学校数学
  • 小学校の質問紙調査(一部)
  • 中学校の質問紙調査(一部)
 大阪市教育委員会は9月1日、4月に実施された平成27年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果概要を公表した。小中学校ともに全教科で全国平均を下回る結果になった。一方で、中学校ではすべての教科で全国との差が縮小して顕著な改善も見られた。

 大阪市では、小学校295校の小学6年生18,405人、中学校134校の中学3年生17,527人が参加した。小学生国語Aの平均正答率は65.7%で、全国平均を4.3ポイント、大阪府の平均を1.9ポイント下回った。国語Bは62.5%で、全国平均を2.9ポイント、大阪府の平均を0.2ポイント下回った

 小学校算数Aの平均正答率は72.8%で、全国平均を2.4ポイント、大阪府の平均を2ポイント下回った。算数Bの平均正答率は42.8%で全国平均を2.2ポイント、大阪府の平均を1.3ポイント下回った。A問題では「量と測定」「図形」等の項目で、B問題では「数学的な考え方」「記述式」等の項目で低い値を示した。

 中学校国語Aの平均正答率は73.5%で全国平均を2.3ポイント、国語Bは63.6%で全国平均を2.2ポイント下回った。中学数学Aの平均正答率は62.0%で全国平均を2.4ポイント、数学Bは40.1%で全国平均を1.5ポイント下回った。全教科で全国平均を下回ったものの、差は縮小しつつある。平成26年度の国語Bでは全国平均より4.7ポイント下回っていたが、2.5ポイント縮めた。数学Bでは4.6ポイント下回っていたが、3.1ポイント縮めた。

 児童生徒への質問紙調査では、「国語の勉強は好きか」の質問に、肯定的な回答をした割合は平成26年度と比較して小中学生ともに増加。中学生では、全国平均に近づいた。「理科の勉強は好きか」の質問には平成24年度の調査から肯定的な回答をした児童生徒は増えているものの、全国平均とは依然として差がある。小学校では全国平均より10.7ポイント低い72.8%、中学校では全国平均より7.3ポイント低い54.6%だった。

 学校への質問紙調査では、「学習規律の維持を徹底したか」の質問に肯定的な回答をした割合は平成26年度より小中学校とも増えており、小学校では全国平均を上回った。さらに「授業研究を伴う校内研修の実施回数」は平成26年度と比較して、小中学校ともに大きく増加。小学校では年間15回以上実施している学校は66.1%と前年度から34.8ポイント上昇し、全国平均と比較すると41.7ポイント上回った。

 大阪市では平成27年度から独自のテスト「大阪市統一テスト」を中学3年生の2学期に実施し、結果を内申点の評価に反映させることを決定している。一方で、大阪府は全国学力テストの結果を平成28年度の高校入試の内申点評価に用いることになっており、府内に2つのルールが生じることになるが、府は統一テストとその活用を認めている。
《田中志実》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top

旬の教育・子育て情報をお届け!(×をクリックで閉じます)