H27年度科研費の分配…採択件数最多は東大、分野は生物系

 文部科学省は9月16日、平成27年度科学研究費助成事業の分配について発表。採択件数・配分額ともに、東京大学がもっとも多く、ついで京都大学、大阪大学となった。新規採択分の分野別では、生物系が43.4%を占めている。

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研究者が所属する「研究機関」種別に見た応募・採択の状況
  • 研究者が所属する「研究機関」種別に見た応募・採択の状況
  • 研究者が所属する研究機関別 採択件数・配分額一覧
  • 研究者が所属する「研究機関」種別に見た配分状況の推移
  • 系別の採択件数・配分額
 文部科学省は9月16日、平成27年度科学研究費助成事業の分配について発表。採択件数・配分額ともに、東京大学がもっとも多く、ついで京都大学、大阪大学となった。新規採択分の分野別では、生物系が43.4%を占めている。

 科学研究費助成事業の科学研究費補助金および学術研究助成基金助成金について、厳正な審査を経て、約3万件を新規採択し、新規採択分と継続分を合わせて総額約2,000億円(直接経費・間接経費)を配分。研究種目や研究機関、分野別等の配分状況の一覧などを、同省ホームページに掲載した。

 研究者が所属する研究機関種別の割合を見ると、国立大学、私立大学、その他、公立大学の順となっている。研究機関種別のシェアについては、昨年と同様、私立大学の拡大傾向が続いている。私立大学の採択件数が、最近5年間で24.5%から26.7%に上昇した一方で、国立大学は57.5%から54.7%に低下。配分額の推移についても、ほぼ同様の傾向となっている。

 新規採択分の分野別件数の割合は、生物系が43.4%、理工系が21.7%、人文社会系が18.6%、総合系が16.1%を占めている。配分額の割合を見ると、生物系が40.0%、理工系が32.5%、総合系が16.3%となっているのに対し、人文社会系は11.1%。人文社会系は、ほかと比べて比較的少額の研究計画が多く応募・採択されている傾向がある。

 研究者が所属する研究機関別の採択件数・配分額では、東京大学がもっとも多く、採択件数3,763件、間接経費を含めた配分額は216億1,298万1,000円。東京大学に続き上位となった大学は、京都大学が2位、大阪大学が3位、東北大学が4位、九州大学が5位。私立大学では、慶應義塾大学が採択件数で11位、早稲田大学が12位となった。
《黄金崎綾乃》

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