通信教育は、住んでいる地域や時間にとらわれず、教室に通うよりも費用がかからないケースが多い。また、カリキュラムに合わせて教材が定期的に送られてくるので、市販の教材と比べてペースがつかみやすく、効率的に取り組むことができる。しかし、好きなときにできる反面、着手しないまま放置してしまう可能性もあり、通信教育各社では、楽しく続ける仕組みを提供している。
◆担当指導員がサポート
Z会 幼児コースでは、体験型教材「ぺあぜっと」で体験したことを絵に描いて提出する課題が月に1回あり、専属の担任指導者が手書きで返信してくれる。見たことや感じたことを言葉や絵に置き換えることで体験を振り返り、整理する力がつく。また、体験の中身が記憶として深く定着し、人に伝えることが楽しくなるという。
七田式 家庭学習・幼児コースでは、教材を取り組む中での気づきや変化、質問をシートに記入すると、担当指導員がアドバイスしてくれる。また、通話料無料の会員限定ホットラインがあり、担当指導員に電話で相談ができる。教材が送られてくるだけではなく、家庭での取り組みを報告して適切なアドバイスがもらえるので、家庭学習を定着させることができ、教材に手をつけないということも減りそうだ。
◆キャラクターと一緒に楽しく学べる
お気に入りのキャラクターが教材に登場すれば、自然と机に向かう習慣も身につけられそうだ。こどもちゃれんじは、成長サポーター「しまじろう」と一緒に楽しみながら学べる。ぷちドラゼミは、絵本タッチのテキストにドラえもんとまめドラが登場し、学ぶ楽しさを伝える。幼児ポピー「ポピっこ」は、キャラクターと一緒に脳の専門家・篠原菊紀先生監修の問題に挑戦しながら“脳力”アップができる。
今回紹介した未就学児向け通信教育は、資料や無料教材サンプルの請求ができるので、気になるものを体験することも可能だ。
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