H28年度のSGH指定校、藝大附属音高や浦和第一女子など11校

 文部科学省は3月31日、平成28年度スーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定校を公表した。SGH指定校には東京藝大附属音高や浦和第一女子など11校が決定され、SGHアソシエイトとして新たに7校が選定された。

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 文部科学省は3月31日、平成28年度スーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定校を公表した。SGH指定校には東京藝大附属音高や浦和第一女子など11校が決定され、SGHアソシエイトとして新たに7校が選定された。

 「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」事業は、生徒の社会的課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、問題解決などの国際的素養を身に付け、将来国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図ることを目的に平成26年度から開始。国際化を進める国内大学、企業、国際機関等と連携して、グローバルな社会課題を発見・解決し、さまざまな国際舞台で活躍できる人材の育成に取り組む国公私立高校および中高一貫教育校をSGHに指定、質の高いカリキュラムの開発・実践やその体制整備を進める。

 平成28年度のSGH指定校は11校(国立1校、公立8校、私立2校)、宮城県気仙沼高校、埼玉県立浦和第一女子高校、東京藝術大学音楽学部附属音楽高校など。公募には114校から構想調書等の提出があり、教育活動の実績を踏まえた計画の実現性、発展性、継続性の評価による審査とともに、多様性確保の観点から、取組みの特徴、地域性や国公私のバランスに配慮して指定校を審議した。

 指定校の構想は、「未来のための『女性学』探究プロジェクト」(浦和第一女子高校)、「医科大学と一体化したアジア圏の人々の健康を支えるグローバルリーダーの育成」(私立高槻高校・中学校)、「『平成の大交易時代を構築せよ!』沖縄からグローバルリーダーを創出」(沖縄県立那覇国際高校)などさまざま。指定期間は平成28年度から平成32年度までの5年間。指定3年目に2年目までの取組み状況に関する中間評価、支援終了後に支援機関全体の実績に関する事後評価を実施する。

 また、SGH事業の構想をより多くの学校に広めていく観点から、SGH事業を踏まえたグローバル・リーダー育成に資する教育の開発・実践に取り組む高校を「SGHアソシエイト」として位置付けている。平成28年度については、山形県立山形東高校、私立名古屋高校、京都教育大学附属高校など7校(国立1校、公立4校、私立2校)が新たに選定された。

 平成26年度から平成28年度までの指定状況は、SGH指定校123校(国立12校、公立73校、私立38校)、SGHアソシエイト56校(国立2校、公立24校、私立30校)。「スーパーグローバルハイスクール」Webサイトで活動情報の発信を行っており、各指定校の構想調書を閲覧できる。
《黄金崎綾乃》

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