利用通信サービス「YouTube」最多、TVと読書は減少…学研小学生白書

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通信機器で普段利用しているサービス
  • 通信機器で普段利用しているサービス
  • 放課後のテレビ視聴時間
  • 放課後のテレビ視聴時間(2013年3月調査)
  • 1か月に読む本の冊数
  • 1か月に読む本の冊数(2014年9月調査)
  • 1か月に読む本の冊数(2015年10月調査)
 学研教育総合研究所は4月6日、2016年9月に実施した小学生白書Web版「小学生の生活・学習・グローバル意識に関する調査」の結果を公表した。小学生が通信機器のサービスでもっとも多く利用するのは「YouTube」で、テレビ視聴や読書は減少傾向にあることがわかった。

 同調査は、小学生向け学習雑誌「学習」「科学」の読者を対象に実施していた「小学生白書」の後継として、学研教育総合研究所が2010年以降毎年実施しているインターネット調査。調査内容は家庭、学校、興味・趣味など小学生の日常生活全般にわたり、経年変化を見るための定番の質問項目に加え、その時々の話題やトピックスを取り上げている。

 対象は、190万人を超えるモニター母集団から抽出した日本全国の小学生(1~6年生)の子どもを持つ保護者。調査は、保護者付き添いのもとで小学生本人に回答するよう依頼した。各学年で男子100人・女子100人の計200人、6学年の総合計1,200人とそれぞれの保護者合計1,200人の回答を集めた。調査期間は2016年9月14日~9月17日。

 通信機器で普段利用しているサービスについて聞いたところ、全体でもっとも多かったのが「YouTube」36.1%。ついで「携帯メール」30.9%、「ライン」17.1%、「オンラインゲーム」13.4%となった。「YouTube」は今回の調査で新たに追加した選択肢だという。

 「YouTube」との回答を学年別・性別でみると、5年生男子55.6%、4年生男子44.6%、6年生男子39.0%の順に多い。低学年でも2年生男子、3年生男子、1年生女子、3年生女子は3割以上を占めている。

 一方、放課後テレビを見る時間について聞いたところ、全体では「30分~1時間未満」27.7%、「1時間~1時間30分未満」25.4%の順に多く、これらを合わせて半数以上を占めた。「2時間以上」は5年生女子が22.0%、それ以外はすべて2割以下にとどまった。2013年3月の調査で「2時間以上」が男子42.8%、女子46.3%であったのに対して激減していることから、テレビの視聴時間がインターネットやラインなどの多様なメディアに分散したのではないかと分析している。

 また、1か月に読む本の冊数について聞いたところ、全体でもっとも多かったのは「1冊も読まない」25.9%で、全体の平均は「4.3冊」。6年生男子では「1冊も読まない」39.0%、「1冊」28.0%の順に多く、これらを合わせて67.0%を占めた。2014年9月の調査では「1冊も読まない」15.4%、全体の平均が「5.6冊」、2015年10月の調査では「1冊も読まない」21.0%、全体の平均が「4.9冊」であったことから、小学生の読書量は年々減少傾向にあるといえる。

 そのほか、学習に対する興味関心や学校生活に求めるもの、外国に対する興味関心や留学への意識、2020年東京オリンピック・パラリンピックへの興味関心などについても調査している。
《荻田和子》

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