2018年卒就活生、学生売り手で辞退増加…面接内定早い進捗

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4月1日時点の就職活動のステータス状況
  • 4月1日時点の就職活動のステータス状況
  • 各活動ステージに到達した学生の割合
  • 面接選考企業数
  • 面接を受けたものの辞退した理由
  • 面接を受けたものの辞退したことがあるか
 企業の採用活動を支援するサイト「JOBRASS新卒」を運営するアイデムの「人と仕事研究所」は、2018年3月卒業予定者を対象に就職活動に関する調査を実施。4月1日時点の状況を発表した。面接・内定段階ともに、2016年を4ポイント近く上回る早い進捗状況がみられる。

 アイデム「人と仕事研究所」は、学生の就職活動の実態と動向を明らかにするため、定期的に就職活動に関する調査を実施している。今回は、2018年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生および大学院2年生の男女628名を対象に、4月1日~6日の期間インターネットで調査を行った。

 4月1日時点の就職活動のおもな活動の進捗状況は、「エントリー活動段階」がもっとも多く42.8%、ついで「面接・試験段階」34.9%。前年(2016年)同時期の調査や、広報活動解禁が3月になった前々年(2015年)同時期の調査と比較すると「エントリー活動段階」の学生の割合は減少し、「面接・試験段階」以降の割合が増加している傾向がある。

 おもな活動ともっとも選考が進んでいる企業の状況を合わせ、実際にどのくらいの学生が就職活動の各活動ステータスに到達しているかを見ると、調査対象の全学生の95.5%は「準備活動段階」に到達、「エントリー活動段階」は89.3%、「面接・試験段階」65.9%、「内定獲得段階」12.1%。前年の2016年調査や2015年調査と比較すると、「面接・試験段階」と「内定獲得段階」に進んでいる学生の割合が高くなっており、特に「面接・試験段階」は2015年調査に比べ13.8ポイントも増加。年々、就活の進捗が早まっている状況が明らかになった。

 「面接・試験段階」以降に進んでいる学生が、月1日までにグループワークやグループディスカッションも含む面接の選考を受けた企業数は、「3~4社」23.9%、「5~9社」23.7%で、平均社数は3.6社。属性別に見ると、文理別で大きな差はなく、男女別では女性よりも男性、企業規模に対する志向別では「企業の規模はまったく意識していない」学生、就活取組み姿勢別では「積極的」な学生、内定獲得状況別では「内定あり」の学生で、平均社数が多い傾向となった。

 グループワークやグループディスカッションも含む面接の選考を受けたことがある学生に、選考を受けたあとに選考を辞退したことがあるかを聞くと、辞退したことが「ある」は28.2%と、2016年の26.6%より1.6ポイント増加。「内定あり」の学生は、多くの企業面接を受けていることもあってか、選考辞退の経験「ある」が43.4%と高くなった。内定辞退だけでなく選考そのものの辞退も増えており、学生売り手市場が強まっているようすがうかがえた。

 選考辞退の理由については、「もともと志望度があまり高くなかったから」が46.7%ともっとも多く、2016年調査から14.8ポイントも増加した。ついで「自分が思っていた仕事とは違いそうだったから」25.7%、「その企業の社員の雰囲気が自分に合わなそうだったから」22.9%、「入社後に成長できるイメージを抱けなかったから」21.9%と続いた。

 選考途中での学生の離脱を防ぐために、企業側も選考過程の中でも志望度を高められるような工夫や「思っていたことと違った」というミスマッチが生じないよう、確かな情報を会社説明会や応募時から提供していく必要があるようだ。
《畑山望》

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