スマホで相談「小児科オンライン」0歳代・第1子の相談が最多

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対象児童の属性
  • 対象児童の属性
  • 説明に関する理解・利用後24時間以内に緊急入院になった「見逃し例」
  • 小児科オンライン(イメージ)
 小児科オンラインのこれまでの実績が第120回日本小児科学会学術集会で発表された。利用者の対象児童は「0歳代」「第1子」が最多だったという。相談内容は皮膚や下痢・嘔吐、咳・鼻汁、発熱に関するものが多かった。

 Kids Publicが運営する「小児科オンライン」は、スマートフォンで小児科医に相談できる遠隔医療相談サービス。LINEやSkypeなどを使って、テレビ電話やチャットなど保護者が好きな方法で小児科医にリアルタイムで相談ができる。添付された写真を参照しながら小児科医が対応できるので具体的なアドバイスが受けられるほか、普段の子どもの健康で気になっていること、子育ての疑問なども受け付けている。

 4月14日~16日に開催された「第120回日本小児科学会学術集会」において、2016年2月~5月にKids Publicが実施した「小児科オンライン」の事後データ105名分の評価を発表した。

 利用者の対象児童は「0歳代」が47%、「1歳~5歳」が42%、「6歳以上」が9%だった。また、「第1子」は69%、「兄弟あり」が31%と、「0歳代」「第1子」の相談が多く、不安の多い時期と利用者が一致していることが明らかになった。

 接続方法でもっとも多かったのは「チャット」39%で、「音声電話」37%、「テレビ電話」18%と続いた。相談内容は、皮膚や下痢・嘔吐、咳・鼻汁、発熱に関するものが多く寄せられたという。

 説明に対して「十分理解できた」は96%、「まあまあ理解できた」は4%。利用後、「受診すべき」とアドバイスを受けた1名を除き、その夜間中に病院を受診した人は0名で、利用後24時間以内に緊急入院となった見逃し例も0件だった。

 利用者からは、「テレビ電話を利用して、ようすを見てもらえてよかった(0歳男児の母、LINEテレビ電話利用)」や、「子どもを病院に連れて行かずに小児科の先生に相談できて安心した(8歳男児の母、LINE電話利用)」「日中1人で子育てをしていると、簡単に相談できる場所があることが心強い。不安が和らいだ(1歳女児の母、LINE利用)」などの声が寄せられている。

 Kids Publicは、遠隔医療が拡大していくためには学術的な知見の集積が必須だとし、今後も医療への貢献に関して学術発表を続けていくとしている。
《外岡紘代》

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