小1から学習可能、プログラミング教材「CodePower」塾へ展開

 キャスタリアは9月1日より、小中学生の初学者向けプログラミング学習教材サービス「CodePower(コードパワー)」を塾やプログラミング教室に向けて提供開始した。第1弾として、マイクロロボット「Ozobot bit(オゾボット ビット)」を使った初心者向けコースを提供する。

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 キャスタリアは9月1日より、小中学生の初学者向けプログラミング学習教材サービス「CodePower(コードパワー)」を塾やプログラミング教室に向けて提供開始した。第1弾として、マイクロロボット「Ozobot bit(オゾボット ビット)」を使った初心者向けコースを提供する。

 CodePowerは、キャスタリアが自社開発したプログラミング学習に関する統合型サービス。年齢や知識に応じて段階的にコースが分かれており、コースはステージとさらに細かいレベルに分かれて構成されているため、小さな階段を昇るような「スモールステップ」で知識と技能を確実に習得することを目指した設計となっている。

 使用するマイクロロボットOzobotは、2014年に米国企業により開発された小型ロボット。「ライントレース」と呼ばれる機能を持ち、紙やタブレット上に書かれた線を辿って自動走行し「Ozocode(オゾコード)」と呼ばれる色の組み合わせによるコマンドで「右に曲がる」「一時停止」などを命令として読み取り実行する。パソコンがなくてもプログラミング的思考力を身に付けることができる教材だ。

 今回提供開始したOzobot bitコースは、全4ステージ×各8レベルの全32段階で構成されている。マイクロロボットOzobot bitを利用し、紙とペンで学ぶ「アンプラグド」から、「タブレット」「基礎」「応用」と各ステージで段階を踏みながら、ブロックプラグラミングツール「OzoBlockly(オゾブロックリー)」を使ったブロックプラグラミングをマスターするところまで一連の流れで学ぶ。通常のコースに加えてコンテンツをすべてひらがなで表記した「ひらがなコース」も用意しており、小学1年生から開始できる内容となっている。

 教材はオンライン経由で提供。使用する電子端末はiPad、Androidの両タブレット(サイズは9インチ以上)、ブラウザ利用でパソコンにも対応。今後は全32段階から全40段階に変更予定だという。また、2018年1月には上級コースとなる「Ozobot evo」を使ったコースも提供開始予定。販売対象は塾や教室を運営する教育事業者や教育機関で、価格や条件については個別の問合せに対応する。なお、明光義塾の新座教室では9月2日よりOzobot bitコースでの学習が開始されているという。
《畑山望》

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