11/20は「世界子どもの日」心配な世界の問題、1位は自然災害

 11月20日は「世界子どもの日」。日本ユニセフ協会は2017年11月20日、ユニセフ(国連児童基金)が行った世界14か国調査をもとに、日本の子ども1,000人の回答を公表した。

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それぞれの問題に対して、あなたはどのくらい心配していますか
  • それぞれの問題に対して、あなたはどのくらい心配していますか
  • それぞれの問題について、あなた自身にも影響が及ぶのではないかと心配に思ったことはありますか
  • 世界のリーダーにもっとも対策を取ってほしい問題
  • あなたは、大人や世界のリーダーたちを、あなたと同年代の人々のために正しい判断が下せると、信頼していますか?
 11月20日は「世界子どもの日」。日本ユニセフ協会は2017年11月20日、ユニセフ(国連児童基金)が行った世界14か国調査をもとに、日本の子ども1,000人の回答を公表した。もっとも心配な世界の問題を聞くと、日本は「自然災害」をあげた子どもが多いことがわかった。

 ユニセフ(国連児童基金)は「世界子どもの日」に合わせ、日本を含めた世界14か国の子ども9歳~18歳を対象に「子どもの声を聞く意識調査」を実施した。実施期間は2017年10月9日から20日まで。世界が抱える問題や国のリーダーに期待することなどについて、選択式および自由回答式で質問した。

 自然災害や行為、貧困や子どもに対する暴力など11テーマを列挙し、それぞれの問題に対して子どもはどのくらい心配しているか聞いたところ、日本の子どもは「自然災害」と答えた割合が最多だった。「非常に心配である」と「時々心配になる」を合わせると、93%が心配だと回答。日本の子どもはこのほか、「自然に対する脅威」88%、「紛争や戦争」86%などが心配だとしている。

 同11テーマについて、子ども自身に影響が及ぶことが不安だと回答した割合が高かったテーマは「自然災害」が74%。ついで、「自然に対する脅威」65%、「戦争や紛争」62%と続く。同じく、世界のリーダーにもっとも対策してほしいテーマを聞くと、36%と約3人に1人が「紛争や戦争」と回答した。

 自国や世界のリーダーが、自分と同年代の人々に正しい判断を下せると信頼しているかを聞くと、7割にあたる66%が「いいえ」と回答している。具体的に大人や世界のリーダーに望んでいることは、「男女平等」「プライバシーの尊重」「職業を自由に選択できる権利」「自由」「遊ぶ権利」などがあがった。もし世界の若者の生活を改善するために1つだけ変えられるなら、何を変えるかたずねると、「教育の無償化」や「非正規社員の廃止」、「満足な食事」「学歴社会はやめてほしい」などがあがった。
《佐藤亜希》

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