子どもの学びを誘導、英語もプログラミングも夢中になって学べる…スマイルゼミ

教育ICT 小学生

寺尾房代氏と大島教雄氏
  • 寺尾房代氏と大島教雄氏
  • ジャストシステム ILS事業部 マーケティング部の寺尾房代氏
  • ジャストシステム ILS事業部 開発部の大島教雄氏
  • 2018年度からプログラミング講座がスタート
  • しっかり漢字学習ができるという声も多い
 タブレットを活用した学習は、子どもの自宅学習スタイルとして、定着してきている印象がある。イード・アワード2017「通信教育」小学生タブレット部門で満足度No.1を受賞した「スマイルゼミ」を提供するジャストシステム ILS事業部 マーケティング部の寺尾房代氏、ILS事業部開発部の大島教雄氏に、高い満足度と支持を得ている理由やサービスの特長、新機能などを聞いた。

学びに必要なものをすべて1台に集約



--ご受賞おめでとうございます。

大島氏:ありがとうございます。スマイルゼミ小学生コースは、2012年の開講当初から、学校の勉強に合わせて、家庭で学習すべきことのすべての内容をタブレット1台に集約していることが特長で、教材の中身やソフトウェア、タブレットの強化を重ねています。また、保護者の方との関わりや、学習の動線に配慮するなど、毎日、学習を続けたくなる工夫を随所にしています。

 たとえば、「今日は何をしよう?」となかなか決められないお子さまも少なくありません。そこで学習誘導について強化しました。以前は1か月分の教材が届き、順番に進めるという学習の仕方でしたが、現在は「きょうのミッション」という形で誘導する方法に変わっており、ご好評をいただいています。

--今日学ぶべきミッションを、システムが提案してくれるということですね。これなら保護者がつきっきりでなくても学習を進められそうです。ユーザーの声を反映した機能はありますか。

大島氏:親子のやりとりですね。以前は、お子さまが学習した結果が保護者の方にメールで届き、それにコメントをつけるという一往復のやりとりしかできませんでした。もっとやりとりしたいという皆さまの声によって、お子さまはタブレットから、保護者の方はスマホアプリから手軽にスタンプやメッセージのやりとりができる「みまもるトーク」を用意しました。

寺尾氏:「みまもるトーク」は、お子さまの頑張りの成果や学習内容を保護者の方に通知し、そこから発生するコミュニケーションによって、お子さまのやる気があがり、また忙しい家族でもお子さまの学習をきちんと見守れる仕組みになっています。保護者の方にも、お子さまにも好評ですね。

 また、対戦型の学習ゲームもあり、家族で計算トライアルなどに取り組めるような、学習そのものに保護者の方も関われる仕組みを作っています。さらに、スマイルゼミから保護者の方に出題することもあります。「お子さまはこんな問題に取り組んでますよ」という意図です。

ジャストシステム ILS事業部 マーケティング部の寺尾房代氏
ILS事業部 マーケティング部の寺尾房代氏


紙に書く感覚…開発者こだわりのペン



--タブレット学習がかなり浸透していますが、他社との違いはどのようなところでしょうか。

大島氏:スマイルゼミは、紙に書く感覚にできる限り近づけ、しっかりと書いて学習することができます。市販のタブレットは他の機能も付いているため、学習に集中できない、遊んでしまう可能性もあるので、専用タブレットにしました。

寺尾氏:タブレットでの書き心地や反応の仕方に、ノートとペンで勉強する感覚を追求しています。摩擦とやわらかさで書き味が違うので、芯については開発担当者が徹底的にこだわりました。画面に手が触れても誤作動せず、ノートと紙の感覚にかなり近づいています。

大島氏:ペン尻は消しゴムになっていますが、消しカスが出ないのが嬉しいという声もいただいています。メモや途中式も書け、書いて消して、書いて消してが何度でも可能です。

寺尾氏:手をつきながら、ノートで学ぶようにタブレットに文字が書けるので、漢字学習がしやすいという声もいただいています。以前から漢検、英検の受検支援を行っていますが、漢字練習がグンとやりやすくなり、漢検受検者が増え、合格率もかなり高くなっています。

しっかり漢字学習ができるという声も多い
しっかり漢字学習ができるという声も多い

--保護者の方からの声は、いかがですか。

寺尾氏:復習メインに放課後使っていただくことを想定していましたが、朝勉強で使っているお子さまが意外に多いですね。手軽にちょっとした時間で、パッと取り組めるので、朝食を食べて学校の支度が終わり、学校へ行くまでの間などに活用しているお子さまが多いようです。

 また、学校のテストの点がアップしました、という声も届いています。スマイルゼミをきっかけに、勉強がよくわかるようになり、予習にも活用したくなるなど、お子さまにも変化が生まれているようです。

小学校1年生から英検2級も目指せるカリキュラム



--英語教材の刷新を発表されましたが、具体的にどういうサービスになりますか。

寺尾氏:スマイルゼミのなかで、順次レベルアップしていただけるよう、小学1年生コースからスタートします。すべての会員の方が学べる標準英語と、オプションの英語プレミアムを用意しています。学習指導要領の改訂に合わせて、標準英語も新しい指導要領に準拠した内容になります。

 オプションについては、今までは小学生は英検5級まで、中学生は英検4級から準2級までとコース立てていましたが、小学生も入門から英検2級まで自分のレベルに合わせて学習できるようになりました。中学生は5級から順次レベルアップして、高校入試の内申にもプラス評価される可能性がある2級まで学べるようになります。

プログラミングで身に付ける論理的思考力



--新規のプログラミング講座についてはいかがでしょうか。

大島氏:プログラミングというと、コードを書いて動かすことを想像されると思いますが、スマイルゼミでは、プログラミングの本質である、「順序立てて考える」とか、「物事を細かなステップに分解して、組み合わせて命令を作る」など、論理的思考力やプログラミング的思考力を鍛えることを目指しています。あわせて、算数や社会といった教科で学んだ内容への理解を深められる仕組みになっています。

--具体的には、どのような学びになりますか。

大島氏:お子さまがまずはプログラミングとは、どういうものかということを、チュートリアル形式で学びます。論理的に考えることに集中してもらえるよう、ビジュアルプログラミングを採用しています。

 命令のブロックを組み合わせて自分で命令したことが、画面に反映されて動きます。お子さまが迷わずに進められ、命令を順番に組むというプログラミングの本質を理解できる内容となっています。内容はスマイルゼミのオリジナルで、開発は社内のエンジニアが担当しています。また、いろいろなパターンを考え、試行錯誤し、ベストな方法を見つけ出す経験をすることが、将来のためになると考えています。

2018年度からプログラミング講座がスタート
2018年度からプログラミング講座がスタート

パパも嬉しい家族間のやりとり



--家族間SNS「みまもるトーク」は、どのようなものですか。

寺尾氏:保護者の方のスマホにアプリをダウンロードしていただくと、お子さまのタブレットと家族間のSNSが行えるようになっています。また一例として、漢字練習で100点が取れると、保護者のアプリに連絡が行くようになっています。

 家族間のやりとりについては、私たちが想像していた以上にお父さまから喜びの声をいただいています。普段はお忙しくて、お子さまがどんな勉強をしているかわからないので、取り組んでいる学習内容や、「学習始めました」「今終わりました」などのメッセージがスマホに届くことで、ご自身もお子さまの学習に関わっているという実感が湧くようです。

--親子でSNSとの関わり方を考えるきっかけにもなりそうですね。

寺尾氏:ITリテラシーをきちんと家で教えたい、という保護者の方も多くいらっしゃいます。

大島氏:「みまもるトーク」なら、家族間でのやりとりから始められます。保護者の方が見られる範囲で取り組める安心感もあります。

寺尾氏:私たちは「心の認証」と言っているのですが、「バカ!」をはじめ使ってはいけない言葉の入力や、その言葉を本当に送っていいのかを確認する「ことばのチェック」機能があります。相手がいやな気持ちを抱く言葉を使っていないかを振り返らせて、書き直しが必要であれば書き直してね、ということも促しながら、ネットのルールも学べるようになっています。

学習教育改革とともにさらに進化させ、より使いやすい家庭教育の教材を目指して



--最後に、スマイルゼミの今後の計画と、読者の方へのメッセージをお願いします。

寺尾氏:今回アワードを受賞したことは、大きな励みになり、来年もさらにがんばっていきたいと思っています。英語とプログラミング講座は、この春からスタートするので、まずは多くの方に取り組んでいただきたいと期待しています。

大島氏:弊社はタブレットでの家庭学習に先陣を切って取り組んできたので、今回の受賞を大変嬉しく感じています。2017年度は英語やプログラミングなど、学校教育の変化に合わせて注力して開発してきましたが、今後はそれをますます発展させ、これからの家庭教育に役立つサービスを提供していきたいと考えています。

ジャストシステム ILS事業部 開発部の大島教雄氏
ILS事業部 開発部の大島教雄氏

--ありがとうございました。

 漢検合格率96.5%(※)、小学校1年生からレベルアップしていける英語、論理的思考力が身に付けられるプログラミング、紙に書く感覚にこだわったタブレットとペン。そのうえ、「みまもるトーク」で親子のコミュニケーションも深めることができるスマイルゼミ。小学生タブレット部門での高い満足度にとどまらず、今後さらなる進化を続けていくに違いない。

※公益財団法人 日本漢字能力検定協会情報およびジャストシステム受検者の合格率を集計(ジャストシステム調べ)

イード・アワード2017「通信教育」



 イードは、2017年10月24日から2017年11月6日の期間、通信教育を受講している幼児・小学生・中学生・高校生・大学受験生のお子さんをもつ保護者を対象に通信教育の満足度調査を実施し、イード・アワード2017「通信教育」を発表。スマイルゼミは、小学生 タブレットの「最優秀賞」を受賞した。
《船田るみ子》

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