【全国学力テスト】大阪市立中学校、158人が未履修で参加

 大阪市教育委員会は、平成30年4月17日に実施した「平成30年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」において、大阪市立中学校1校で理科の問題に関する内容が一部未履修だったことを発表した。

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  • 平成30年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト) 未履修のあった学校の状況
 大阪市教育委員会は、平成30年4月17日に実施した「平成30年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」において、大阪市立中学校1校で理科の問題に関する内容が一部未履修だったことを発表した。

 全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)は、全国的に子どもたちの学力状況を把握するため、小学校6年生と中学校3年生を対象に、平成19年度から実施されている。

 大阪市内の中学校130校中1校で、158人の生徒が理科の調査問題に関する内容を一部未履修のまま、全国学力テストを実施していたことが判明した。原因は、指導が年間計画どおりに進まず、進度が遅れたため、2年生時に履修できなかったという。

 当該中学校は、理科の未履修内容を授業などで補充し、全教科について年間指導計画に基づき確実に履修するよう指導するとしている。

 なお、調査の結果、ほかの中学校や小学校で未履修の状況はなかった。大阪市教育委員会としては、未履修がないよう指導しているなかで、大阪市の学校で教育内容の未履修があったことは非常に重大な問題であると認識しており、すべての市立中学校で教育課程の編成や実施の状況について点検を行う調査を実施する。
《工藤めぐみ》

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