文科省「先導的な教育体制構築事業」事例紹介パンフレットを掲載

 文部科学省は平成30年6月8日、「先導的な教育体制構築事業」について、実践事例の紹介パンフレットをWebサイトに掲載した。小学6年生の「国語」「社会」「理科」、および中学1年生の「数学」の実践事例が紹介されている。

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 文部科学省は平成30年6月8日、「先導的な教育体制構築事業」について、実践事例の紹介パンフレットをWebサイトに掲載した。小学6年生の「国語」「社会」「理科」、および中学1年生の「数学」の実践事例が紹介されている。

 文部科学省の「先導的な教育体制構築事業」は、総務省の「先導的教育システム実証事業」と連携して実施された事業。文部科学省は、学校間、学校・家庭が連携した新しい学びを推進するための指導方法の開発、教材や指導実践例等の共有など、先導的な教育体制の構築に資する研究を実施。実証研究は、公募により選定された福島県新地町教育委員会、東京都荒川区教育委員会、佐賀県教育委員会の3地域で行われた。

 文部科学省Webサイトに掲載された事例紹介パンフレットでは、ICTによる新たな学びのための学校を越えた体制の構築、事業における効果検証の考え方とともに、授業実践事例を紹介。小学6年生の「国語」「社会」「理科」、および中学1年生の「数学」の事例において、使用したICT機器・コンテンツ、ねらい、学習の流れ、授業者の考えたルーブリックのほか、パフォーマンス評価の観点からの解説も記載されている。

 たとえば、小学校6年生「理科」の事例は、「予想と自ら行った実験や調べ学習と照らし合わせて推論し、自分の考えを表現する」ことをねらいとした授業で、電子黒板・タブレットPC・天体シミュレーションソフトなどを使用。月が三日月や満月に見える仕組みについて、予想をワークシートに記入したのち、ジグソー学習法を活用し、3種類のエキスパート班に分かれた学習が行われた。

 そのほか、パンフレットには今回の事業で使用されたおもなデジタル教材をまとめたものや、自作デジタル教材についても説明。自作デジタル教材の作成における工夫やポイントなども紹介されている。
《黄金崎綾乃》

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