総務省、統計データ検索サイト「キッズすたっと」開設…自由研究にも

 総務省は、小中学生向け統計データ検索サイト「キッズすたっと~探そう統計データ~」を開発し、2018年6月26日に公開した。小中学生が統計データを簡単に探せるよう、教科などに沿ってデータが整理されており、夏休みの自由研究の参考としても利用できそうだ。

教育ICT 小学生
キッズすたっと~探そう統計データ~
  • キッズすたっと~探そう統計データ~
  • 「キッズすたっと~探そう統計データ~」の概要
 総務省は、小中学生向け統計データ検索サイト「キッズすたっと~探そう統計データ~」を開発し、2018年6月26日に公開した。小中学生が統計データを簡単に探せるよう、教科などに沿ってデータが整理されており、夏休みの自由研究の参考としても利用できそうだ。

 「キッズすたっと~探そう統計データ~」は、統計データや統計APIを活用したアイデアコンテスト「STAT DASHグランプリ2016」で総務大臣賞を受賞した「小中学生のための統計情報ポータルサイト『e-Stat Junior』の提案」を参考に実用化したもの。

 統計データを簡単に探すことができるよう、小中学校の教科などに沿ってデータを整理。小学生は「社会」「理科」の2教科、中学生は「地理」「歴史」「公民」「理科」の4教科の単元別に統計データが検索できるほか、地域や分野などからも統計データを探すことができる。

 「教科書にあるさがしたい言葉をいれてみよう」と題したキーワード入力欄もあり、探したい言葉を入力すると、関連する候補が一覧に表示され、データを探すことができる。

 統計は、2020年度からの学習指導要領でも算数・数学の重要な単元に位置づけられている。「キッズすたっと~探そう統計データ~」は、小中学生が統計に親しみを持ち、自ら統計データが利用できるよう、わかりやすい機能、使いやすいデザインが工夫されており、学校での授業での活用も想定している。家庭での学習や自由研究などでも利用できる

 総務省では平成30年6月26日、統計センターなどと協力して、高校生や大学生らを対象とした「統計データ分析コンペティション」の募集も開始した。このほか、児童・生徒の統計リテラシー向上のため、身近なデータをアニメーショングラフなどで視覚的に紹介するコンテンツ「デジタルデータブック」の開発、新学習指導要領に合わせた新たな統計学習サイトの構築などの取組みも順次実施していくという。
《奥山直美》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top