西日本豪雨「子どものための心理的応急処置」の活用と周知を

 セーブ・ザ・チルドレンは2018年7月9日、西日本豪雨による被害の拡大を受けて、西日本豪雨緊急支援対応チームを設立し、岡山県倉敷市真備町を中心に、子どもたちの状況やニーズの調査や「子どものための心理的応急処置」の周知活動を開始した。

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子どものためのPFAの手法をまとめたパンフレット
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  • セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは西日本豪雨緊急支援対応チームを立ち上げた
 セーブ・ザ・チルドレンは2018年7月9日、西日本豪雨(平成30年7月豪雨)による被害の拡大を受けて、西日本豪雨緊急支援対応チームを設立し、岡山県倉敷市真備町を中心に、子どもたちの状況やニーズの調査や「子どものための心理的応急処置」の周知活動を開始した。

 西日本豪雨緊急支援対応チームは、東日本大震災や熊本地震、九州北部豪雨の緊急支援に対応した職員などにより構成される人道支援チーム。被災した地域の子どもたちの状況やニーズを把握し、子どもたちの支援に尽力するほか、子どもたちのための安心・安全な空間「こどもひろば(Child Friendly Space)」を避難所などに開設できるよう準備を進めている。

 チーム立上げにあわせ、Webサイト内に「子どものための心理的応急処置」特設サイトを開設。災害時のストレス下にあるすべての年齢の子どもたちが示す一般的な反応や、認知発達段階によって一般的に子どもが示すストレス反応、災害などの緊急時にストレスを抱えた子どもの心を傷つけず対応するための行動原則などを紹介している。

 「子どものための心理的応急処置(子どものためのPFA)」は、緊急時にストレスを抱えた人に対して誰もが安全に心理社会的ケアを提供できるよう、世界保健機関(WHO)などが対応をまとめたマニュアル「心理的応急処置(PFA)」を、セーブ・ザ・チルドレンが2013年に子どもと親や養育者に関わる部分を充実させた内容で作成したもの。現在、世界各国で自然災害や紛争の影響を受けた子どもたちへの心理社会的支援活動で活用されており、日本でも熊本地震緊急支援の際にさまざまな支援者により活用されたという。2018年6月に発生した大阪北部地震でも、子どもと関わる支援者や大人に対しての活用を呼びかけた

 セーブ・ザ・チルドレンは、西日本豪雨で被災した地域で子どもと関わる支援者や大人に対し、誰もができる緊急下の子どもの心のケア「子どものための心理的応急処置」の活用と周知を呼びかけている。特設サイトから、子どものための心理的応急処置の手法をまとめたチラシをダウンロード可能。チラシは、避難所、子どもや家族が集まる場所で広く配布することもできる。
《外岡紘代》

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