株式会社カスペルスキーは9月7日、夏休み期間中の世界中の子供や青少年のオンライン活動についてまとめたレポートを発表した。これはKaspersky Labによる製品統計データで、同社の製品で「保護者による管理」機能を有効にしているユーザーから同意を得て、匿名のデータを集計、分析したもの。Windows PCおよびMacからアクセスのあったWebサイトと、Windows PC、Mac、Android、およびiOSデバイスからの検索活動についてまとめている。レポートによると今夏、子供たちはSNSよりも動画コンテンツや音楽の視聴に時間を費やす傾向にあった。動画ではYouTubeを見ている時間が長く、特にユーチューバーのPewDiePie(ピューディパイ)が高い関心を集めた。また、Netflixなどの動画サイトでTVシリーズを見て過ごす時間も長かった。音楽では、Spotify、SoundCloud、iTunesなどのストリーミングサービスが人気であった。オンラインゲームでは、「PUGB」に代わり「フォートナイト」がもっとも人気があった。ファッションやスマートフォン端末への興味も高く、また成人向けコンテンツのWebサイトを頻繁に検索していたことも明らかになっている。さらに、積極的にインターネットで検索エンジンDuckDuckgoを探し、VPNについて調べるなど、オンラインプライバシーに関する興味も急増していた。