2019年卒の大学生、就職内定率は94.0%

 リクルートキャリアは2018年10月25日、「就職プロセス調査(2019年卒)」の結果を発表した。これによると10月1日時点での大学生の就職内定率は、前年同月の92.1%と比べて1.9ポイント高い94.0%(大学院生を除く)。

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「就職プロセス調査(2019年卒)」就職志望者における就職内定率の推移
  • 「就職プロセス調査(2019年卒)」就職志望者における就職内定率の推移
  • 「就職プロセス調査(2019年卒)」就職志望者における就職活動実施率の推移
  • 「就職プロセス調査(2019年卒)」10月1日時点の内定取得者のうち、9月1日~9月30日における内定取得有無 ほか
  • 「就職プロセス調査(2019年卒)」入社への不安が「ある」の割合
  • 就職活動の時期が決まっていることに対する考え 大学生 全体(全体/単一回答)
 リクルートキャリアは2018年10月25日、「就職プロセス調査(2019年卒)」の結果を発表した。これによると10月1日時点での大学生の就職内定率は、前年同月の92.1%と比べて1.9ポイント高い94.0%(大学院生を除く)。

 リクルートキャリアの「就職みらい研究所」では、大学生・大学院生における就職活動の実態を把握するために、2019年卒業予定の大学生および大学院生に対して、「リクナビ2019」を通じて調査モニターを募集。大学生1,269人、大学院生579人に対し、2018年10月1日から10月9日にインターネット調査を実施した。

 調査によると、2018年10月1日時点での就職志望者のうち、大学生の就職活動実施率は10.0%で、9月1日時点の14.5%と比べて4.5ポイント低く、前年同月の10.7%と同水準だった。また、大学生の就職内定率は94.0%で、9月1日時点の91.6%と比べて2.4ポイント高く、前年同月の92.1%と比べて1.9ポイント高かったことがわかった。

 10月1日時点での内定(内々定)取得者のうち、9月1日から9月30日の間に内定(内々定)を取得した割合は11.9%(前年同月9.8%)。内定取得先企業の業種は「情報・サービス業」が44.1%(前年同月36.5%)でもっとも多く、ついで「製造業」の22.4%(前年同月18.9%)だった。また、内定取得者に内定取得先企業への入社意向を聞いたところ、「入社したい/入社したい企業がある」が55.3%(前年同月69.5%)でもっとも多かった。

 採用スケジュールについての調査では、就職活動の時期が決まっていることについて、どのように感じているかを聞いたところ、「時期が決まっていたほうが良い」が47.5%と最も高かった。

 なお、10月1日時点での就職先確定者のうち、入社に対して不安が「ある」と回答した大学生の割合は68.7%。内定取得先企業(団体)との接触でもっとも多かったのは「内定者懇親会」で73.0%と、前年同月と比べて4.1ポイント低く、ついで「内定式」が63.4%と、前年同月と比べて10.1ポイント低かった。また、入社への不安の内容を聞いたところ、「完全週休二日制を軸にしていたため、その点では納得しているが口コミなどをみていると給与面が低く不安。(文系、男性)」「配属先がまだ決まってないため、具体的に働くことが想像できず、心の準備もできないこと。(文系、女性)」などが挙げられた。

◆就職プロセス調査(2019年卒)概要
調査目的:大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する
調査方法:インターネット調査
調査期間:2018年10月1日(月)~10月9日(火)
集計対象:大学生1,269人/大学院生579人
《鶴田雅美》

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