祖父母と孫がプログラミングに挑戦「シュミカツ!×セガトイズ」

 セガトイズのプログラミングトイ「ディズニー&ディズニー/ピクサー キャラクターズ マジカル・ミー・パッド&専用ソフト マジカルキーボードセット」で祖父母と孫が一緒にプログラミングを学ぶ「シュミカツ!×セガトイズ プログラミング教室」にお邪魔した。

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「シュミカツ!×セガトイズ プログラミング教室」
  • 「シュミカツ!×セガトイズ プログラミング教室」
  • 「シュミカツ!×セガトイズ プログラミング教室」
  • 「シュミカツ!×セガトイズ プログラミング教室」/講演「プログラミング学習って何?」教育ICTエバンジェリスト 甲斐 亮氏
  • 「シュミカツ!×セガトイズ プログラミング教室」/講演「プログラミングで変わる教育と学習」教育ジャーナリスト 相川いずみ氏
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 セガトイズのプログラミングトイ「ディズニー&ディズニー/ピクサー キャラクターズ マジカル・ミー・パッド&専用ソフト マジカルキーボードセット」(以下、マジカル・ミー・パッド)で祖父母と孫が一緒にプログラミングを学ぶ「シュミカツ!×セガトイズ プログラミング教室」が、2018年11月18日に東京・品川区のセガサミーグループ本社のコワーキングスペース「TUNNEL TOKYO(トンネル東京)」にて開催された。

 祖父母と孫とプログラミング、という新しくて温かみを感じる学びの場にお邪魔した。

2020年プログラミング教育必修化、デジタルネイティブに必要なスキル



 セガが運営するシニアの趣味活動を応援するWebサイト「シュミカツ」から応募し参加したのは11組45名のおじいちゃん、おばあちゃんとお孫さんたち。ひと足早いクリスマスプレゼントを手渡された子どもたちは嬉しそうに「マジカル・ミー・パッド」の箱を開けて「シュミカツ!×セガトイズ プログラミング教室」が始まった。

「シュミカツ!×セガトイズ プログラミング教室」
大きな箱を開けるようす

 プログラミング学習を実際に体験する前に、教育ICTエバンジェリストの甲斐亮氏より「プログラミング学習って何?」と題した講演が行われた。2020年に始まる新学習指導要領をはじめ、IT社会の中で変わっていく学校教育や、コミュニティスクールなど保護者や地域社会の人たちが共に協力し子どもを育むことの大切さについて語られ、シニアの方々が熱心に耳を傾けていた。

「シュミカツ!×セガトイズ プログラミング教室」/講演「プログラミング学習って何?」教育ICTエバンジェリスト 甲斐亮氏
「プログラミング学習って何?」教育ICTエバンジェリスト 甲斐亮氏

 続いて行われた教育ジャーナリストの相川いずみ氏による「プログラミングで変わる教育と学習」と題した講演では、すでに先行して始まっている都内の小学校でのプログラミング学習や、小中学生を対象としたプログラミングコンテストなど最先端の教育事情について語られた。個人の特色を生かした入試や、さまざまな民間の試験にもプログラミング的思考力やITの知識、キーボードによるタイピングスキルなどが有効であることを説明した。

「シュミカツ!×セガトイズ プログラミング教室」/講演「プログラミングで変わる教育と学習」教育ジャーナリスト 相川いずみ氏
「プログラミングで変わる教育と学習」教育ジャーナリスト 相川いずみ氏

 子どもたちは目の前にある「マジカル・ミー・パッド」を気にしながらも、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒にリラックスしたようすで話を聞いていた。

初めてのプログラミング学習



 セガトイズの大久保氏による「ゲームクリエイターになった気分を味わいながら使ってみよう!」の掛け声で始まったプログラミング学習体験。「マジカル・ミー・パッド」には約180のアプリが搭載されており、ミニゲームをしながらプログラミング学習をはじめ、算数や英語学習をすることができる。

「シュミカツ!×セガトイズ プログラミング教室」
 プログラミング学習アプリや、ややこしく見えるプログラミングコードを飛行機やバネなどに置き換えた“ビジュアルプログラミング言語”を取り入れたわかりやすい仕様になっていることから、子どもたちはすぐ操作方法を取得。思ったとおりに動かない場合でも、優しく見守るおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に子どもたちが考えて、再び挑戦しながら解決しているようすがうかがえた。

「シュミカツ!×セガトイズ プログラミング教室」

「シュミカツ!×セガトイズ プログラミング教室」

シニアと孫とICTは相性が良い



 講演を行った甲斐氏は長崎市の教育委員会のサポート役として長崎市内の小学校へのICT機器の導入や、プログラミング学習の普及を推進しているという。

 「長崎の小学校3年生の課外活動で、児童全員がタブレット端末を持って老人ホームを訪問し、タブレットで一緒に遊んで楽しんだり、触れ合いのようすをタブレットに記録し学校に戻って編集するという活動のサポートを行いました。子どもたちはすぐにタブレットを使いこなすし、写真を用いてタブレットで記録をまとめることもできました。地域の人たちと子どもたちの交流にデジタルとアナログそれぞれの良いところを活用していくことでシニアと子どもたちの活動がどんどん拡がっていくと思います。」(甲斐亮氏)

 ご自身も小学生の子どもをもつ相川氏は、小学校でプログラミング教室を開催したところ、親子ともにとても良い反応を得たという。シニアと孫という組合せについての感想を聞いた。

「シュミカツ!×セガトイズ プログラミング教室」講師の甲斐亮氏と相川いずみ氏
講師の甲斐亮氏と相川いずみ氏

 「あるプログラミングコンテストでは60代から応募があったのですが、シニアも今の時代は積極的ですし、基本のパソコンスキルもあります。キッズ用のデジタルトイは文字も大きいし説明もわかりやすくてシニアにも使いやすいし、自学自習できて脳トレにもなるのでとても相性が良いと思います。プログラミング学習のような新しい学習に祖父母と孫が一緒に取り込むことで、ご家族の距離もより近くなると思うんです。祖父母と孫のプログラミング教室がもっと拡がっていくと良いなと思いました。子どもたちはすぐに夢中になるので、ご家族でルールを決めて楽しく正しく使ってほしいです。」(相川いずみ氏)

「シュミカツ!×セガトイズ プログラミング教室」
楽しかった!と笑顔のご家族

 夢中になり、イベント終了後も成功するところまで続けていた子どももいたほど楽しかったプログラミング教室。感想を聞くと、「パソコンは家では使っているけれど、プログラミングは初体験でした。子どものほうがすぐにできるんですよね。」とおばあちゃん。お孫さんが夢中になってプログラミング学習に挑戦する姿を思い出しながら眩しそうに話すと「楽しかった!」とお孫さんも良い笑顔に。お孫さんが集中して楽しむようすを静かに見守っていたおじいちゃん、おばあちゃんたちの表情は、サンタクロースのように穏やかで優しい笑顔だった。
《田口さとみ》

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