新年最初の「しぶんぎ座流星群」見頃は1/4夜明け前

 しぶんぎ座流星群が2019年1月4日の明け方、活動のピークを迎える。極大時刻は4日午前11時ごろ、見頃は4日の夜明け前。月明かりがなく、条件のよいところでは1時間あたり20~30個程度の流れ星が観察できそうだ。

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しぶんぎ座流星群 2019年1月4日3時ごろ 東京の星空 (c)  国立天文台天文情報センター
  • しぶんぎ座流星群 2019年1月4日3時ごろ 東京の星空 (c)  国立天文台天文情報センター
  • しぶんぎ座流星群 2019年1月4日4時 東京 (c) アストロアーツ
  • しぶんぎ座流星群が見られるエリア予想(2018年12月27日更新)
 しぶんぎ座流星群が2019年1月4日の明け方、活動のピークを迎える。極大時刻は4日午前11時ごろ、見頃は4日の夜明け前。月明かりがなく、条件のよいところでは1時間あたり20~30個程度の流れ星が観察できそうだ。

 しぶんぎ座流星群は、8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群と並ぶ三大流星群のひとつ。国立天文台によると、しぶんぎ座流星群は、毎年安定して多くの流星が出現するペルセウス座流星群やふたご座流星群と比べて、活発な活動期間が数時間と短く、流星の出現数が年によって変化することで知られている。

 2019年の極大時刻は、1月4日午前11時ごろの予測。流星が見頃となるのは、4日の夜明け前となりそう。観察しやすい時間帯が極大からずれているため、流星数は少なくなる見込みだが、月明かりのない好条件で、国立天文台は「空の暗い場所で、1時間あたり最大30個程度」、アストロアーツは「空の条件の良いところでは4日明け方に1時間あたり20個程度」と予想している。

 ウェザーニューズの天気予報によると、1月3日夜~4日明け方は、弱まりながらも冬型の気圧配置が続くため、関東から西の太平洋側や北海道・道東の太平洋側で流星観測が期待できそう。一方、房総半島南部や伊豆半島は風がぶつかり合う影響で雲が発生する予想。この雲の状況によっては、関東南部でも予想以上に雲が広がる可能性がある。また、日本海側は北日本を中心に雲が広がりやすく、観測には難しい条件。西日本の日本海側は、雲の隙間を狙っての観測になりそう。

 流れ星は空のいたるところに飛ぶため、できるだけ広く見渡すように観察するのがお勧め。寒さが厳しい時期であるため、万全の防寒対策も欠かせない。また、悪天候や屋外での観測が難しい場合でも楽しめる動画サービスもある。

 ウェザーニューズでは、1月3日夜にしぶんぎ座流星群のようすを特別番組で生中継する。VTuberとしても活躍するバーチャルお天気キャスター「ウェザーロイドAiri」がMCとなり、国内3か所に設置したカメラ映像とともに流星群の特長やこの時期の星座などを解説する。番組は、ウェザーニュースのWebサイトをはじめ、ニコニコ生放送、YouTube Live、LINE LIVE、Periscope、FRESH LIVEなどの動画サイトから視聴できる。
《奥山直美》

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